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「ハァ…」
梶井「お疲れだねAちゃん」
「そりゃぁ…中原さんの酒癖の悪さに２時間近く付き合わされましたから」
梶井「嗚呼、お疲れ…」
(分かってらっしゃる)←
梶井さんと共にある電車でターゲットを待っていた
梶井さんがもう一人の協力者にターゲットをマーキングしてもらうように言ったらしい
指示した本人は科学実験が楽しみだと言いながら檸檬爆弾の確認をしている
梶井「あァ〜〜〜、こちら車掌室ゥ」
ドォォ！！！！！！
梶井「さてさて被験者代表者敦君！君が首を差し出さないと乗客全員天国に行っちゃうぞぉ〜？」
「言い方凄くうざいですね」
梶井「やめてAちゃん！？僕がアナウンスしてるっていうのに君はどうして僕のすね毛をいじるの！？」
「もう少し手入れをしては？」
梶井「嫌味混じりながらも本音を言うから心にくるよね！！」
アナウンスマイクを切って死体の頭から足を退かすとすぐ近くの席に座った
私は立ったまま思考を巡らせる
「探偵社ならばここで引き下がることはまずありませんね、恐らく前部と後部に別れて行動を起こしてると考えられます」
梶井「そりゃぁお出迎えしなきゃぁね」
そう言って席を立って扉に向かう
「私がすることは？」
梶井「君はそこで待っててよ、暇になったら散歩しにでもおいで〜」
ひらひらと手を軽く振って車掌室から出て行った
私は暇だなとため息をつき外を眺める
爆音と海の眺めが不完全一致過ぎて居心地が複雑だ
梶井さんは大丈夫だろうか
別に侮ってる訳でも弱いと言いたいわけでもないが
「勝てる確証は完全なわけじゃない」
失敗だってある
それが今日かもしれないしこれからかもしれない
まぁ芥川さんが失敗してるから前にも経験はあるけど今回はどうだろう
「爆音が止んだ…？」
私は足を扉に向け足を向けた
そこを出ると死体が３，４個くらい転がっていた
私は特に何も思うことはなく車両を出る
そうして私はうるさい電車の音を耳にしながら梶井さんの所に向かった
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作者名：＊憂鬱＊ x他1人 | 作成日時：2016年10月30日 16時
