第100話 ページ7
そして物語は進む
僕を組み込んで、そして僕の知らない所で悪事を孕むままに
アズール「…ところで何故お友達に僕が作った過去問題を勧めていなかったんです?
ユニーク魔法を担保に、お友達の試験の成績を上げるお手伝いをすると言ったはずです
一年であれば特にそういうのは気にするのでは?」
オクタ「俺達、自分達で自分達を高めて行こうって自分の力を信じる事にしたんです!
だからまずは先輩に頼らずに実力で勝負しようって話になって…」
アズール「…」
自分が誰かに守られていると知らないまま、僕は誰かに必ず狙われ続ける
彼は笑っている
肉食魚が相手であろうと恐れる事なく、自分の信念を貫いて自分を正義としようとする
しかしそれが誰かの思惑とぶつかり合う時、力は絶対となるのが世の真理だ
アズール「気に入らないですね」
オクタ「へ…?」
アズール「お前達、やりなさい」
オクタ「…!?」
フロイド「はぁい」
ジェイド「貴方から少し「お話」を伺いたいんです
「そんなに怖がらないで、僕の目を見てください」」
オクタ「…ッ…!!」
ジェイド「「かじりとる歯(ショック・ザ・ハート)」」
そして物語は悪い方向へ進む
彼女が動き出すまで、もう少し−−−−
ジェイド「今から貴方は僕が質問する事に正直に答えなければなりません
…「A・ヴァルツに関する情報を、貴方は持っていますね?」」
オクタ「…ッ…知って、いる…
…ッ…!!違う…ッ…!!」
ジェイド「「では全て話してくれますね?」」
オクタ「…ッ…Aは、ミドルスクールで同級生に刃物で…ッ…
…ッ…やめろ、違う、違うんだ…!!」
ジェイド「…」
誰かは真実を知って沈黙する
そして誰かは守るため、誰かの盾となろうとするのだ
オクタ「…ッ…あんたら何が目的で…!?」
あらゆる思惑が交錯する中で、物語はこうして新たに始まりを迎える−−−−
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年12月29日 15時