第129話 ページ36
フロイドside
−−オクタヴィネル寮にて−−
フロイド「ジェイドぉ、俺今すげー気分良い
あいつら追い回すの俺すげーやる気出てる」
ジェイド「おや…何があったんですか?」
フロイド「A君にホリデー俺らの寮おいでって約束したの
俺A君の事もっと知りたいし、俺A君と寝たい」
ジェイド「ふふ…そこまで話が進んでいるとは意外ですね
しかしフロイド、今はそればかりにあまりならないでくださいね?
何しろ今日はアズールと監督生さん達の契約の満了日…今日が一番大事な日です」
フロイド「分かってるしぃ」
俺今日はやる気出てんだよねぇ
アトランティカ記念博物館は今日休館日だし、あいつらそれ分かって尻尾巻いて逃げるかなぁ?
それとも本気で写真盗んで戻って来るかなぁ?
どっちにしたって邪魔はするよ
だいたいアズールと契約して約束守れない方が悪いじゃんね?
約束って守るためにあるもんね?
しかも口約束じゃなくて「契約」
見えない口だけの約束なんかよりもよっぽど重要な奴破ったんだから、その後どーなったって「自己責任」でしょ?
でも小エビちゃんはどーしてお友達守るために寮担保に新たに契約交わすんだろうね?
俺それは分からないよ
お人好しも良い所だよねぇ、本当に
フロイド「…ねぇ、A君は俺のこーいう所見たら俺の事嫌いになっちゃうかな」
ジェイド「ふふ…どうでしょうね
ですが彼も「お人好し」ですし、彼らと違いどんな不当な契約をこちらと交わしても逃げ出そうとはしない図太さはあります
そこは彼に感謝ですね」
フロイド「だねぇ」
A君は本当に「良い子」だよねぇ
俺がどんなにA君にとって不当な条件取り付けたって言う事聞こうとするんだから
素直なA君は好きだよ
素直じゃねーのも好きは好き
本当に全部好き
でもそんなA君がもし俺を裏切る日が来たとしたら、俺がA君に何しちゃうかは分かんねー
ごめんね、俺「怪物」だから
A君をいつか食べちゃう「肉食魚」だし、それは許してね?
フロイド「…じゃあ行こっかぁ」
ジェイド「えぇ、行きましょう」
俺色々ぐちゃぐちゃに混ざってるもの抱えたまま、あいつら追い回すために人魚の姿になってアトランティカ記念博物館へ向かってた
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年12月29日 15時