第155話 ページ10
左馬刻side
女1「左馬刻様〜!私、ヨコハマいつも応援してるんです!
最後まで勝ち抜いてくださいね!」
女2「銃兎さんも頑張って!私、銃兎さんの大ファンなんです!」
女3「理鶯さんもファイト!」
左「おー」
銃「ありがとうございますね」
理「無論小官達は勝ち抜く
最後まで応援していてほしい」
女4「キャー!もう、いくらでも応援します!」
女達は俺らに群がってきてうるさい
俺らは第1回ラップバトルで決勝戦まで行っていた事もあるし、こうは言いたくないけど女から注目を集めている事実は分かっている
分かってはいるけど鬱陶しいし邪魔だ
でも女達に手を上げたりするのは俺のポリシーに反する
だから適当にあしらってやらなければいけない
…ルークは今どこにいるのだろう
あいつ、俺がいなくて寂しくないのかな
昨日電話寄越してくれたけど、まだ俺はあいつに会えてすらいない
今、どこにいるのか
どういう思いでこのラップバトルを見ているのか
どこで観戦しているのか
勘解由小路無花果に何か悪い事を吹き込まれたりしてはいないのだろうか
ふと、その時−−−−
「只今、第2回戦開始10分前です
選手の皆様はステージに速やかに移動してください
ご来場者の皆様にお願いします…」
開始10分前になったのか、アナウンスの音が聞こえる
女5「あれ?開始10分前だって!そろそろ席戻らない?
次のやつ始まっちゃう!」
俺らの近くにいた女達はそう言ってアナウンスに合わせて俺らから離れて行った
銃「左馬刻、第2回戦は観戦しますか?
シブヤ対オオサカですよ」
理「シブヤもオオサカも今まで戦った事のない相手だからな
観戦してあちらの戦法を探るのも一手だろう」
左「…そう、だな…」
俺は頭の片隅で愛しい恋人の事を考えながら、銃兎や理鶯の言う通り第2回戦を観戦すべく会場に戻って行った
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年5月24日 16時