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第190話ページ45

そしてしばらく待たされていると、碧棺左馬刻はやがて喫煙所に顔を表す

左「…はぁ…女ってのは本当めんどくせぇ…」

銃「左馬刻、ルークいましたよ」

左「あ？」

そう言って碧棺左馬刻は入間銃兎の声に答えるような俺の顔を見てきた

左「おー、こんな所に居たんだな」

『…』

左「…？ルーク？」

碧棺左馬刻は俺の顔を見て訝しげな態度を浮かばせる

左「…お前、どうした？機嫌悪そうだな」

銃「左馬刻、ルークはあなたに会うのを今躊躇っていたんですよ

あなたに会ったがためにあなたが本気で戦えていないのではないかと思い込んでいるみたいです」

そして入間銃兎は何やら碧棺左馬刻に事情を説明すると、碧棺左馬刻はそれを聞いて顔色を変えてきた

まるでどこか複雑そうな、それでいて何だか呆れたような顔をして

左「お前、何で俺に会うのを躊躇った？

俺が一郎のダボといる所見て怒ったりしたからか？」

『…』

そうだと言われればそれもそうかもしれない

でもそれは決定的な理由ではない

でも、あまり言いたくない

言ったって仕方ないから

左「…なぁ、何で何も言わねぇんだよ

何も言わないんじゃ俺だってお前の考えてる事分かんねぇだろ？

何があったかちゃんと言え」

『…別に何でもない』

左「嘘つくんじゃねぇ

何もねぇのに何だよその顔は

何もねぇなら俺の前でそんな顔すんじゃねぇ

こっちだって機嫌悪くなんだろ」

確かに碧棺左馬刻は何だか機嫌が悪そうだ

機嫌が悪そうだけど、これだって俺と話しているが故にそうなっているのではないか？

だったら話さなければ機嫌を損ねる事もないのに

『…俺、お前と会うべきじゃない

俺がいればお前はただ機嫌を悪くする

それが大会に影響を及ぼすなら俺はお前の近くにいるべきじゃない』

すると碧棺左馬刻は怒ったような顔をして俺の両肩を掴んできた