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第183話 ページ38

呂「残り1分!

両チームともまだ誰1人として失格になってねぇ

最後まで誰1人倒れる事なく引き分けになるか!?」


満天星呂駒呂の掛け声と共に会場中から声援が巻き起こる


客1「左馬刻様〜!頑張って!あと1分!」


客2「ヨコハマ!あと1分で勝負決めてよ!」


客3「一郎君!まだいける!左馬刻様の事倒して!」


客4「ヨコハマ倒してイケブクロが最強って証明して!」


皆それぞれが思う相手にそれぞれ応援してる


誰か1人、あるいは1チームを応援の対象として決めてその相手だけを応援する事ができている


それが多少は羨ましいと感じる


呂「おっと!MC. B.Bの強い一撃!

時間内に立ち上がれるか!?」


『…!!』


ふと山田一郎の一撃で碧棺左馬刻は膝をついてしまっているのが見える


もう限界が近いはずだろう


立てないの、だろうか


呂「10カウント開始!

10、9、8、…」


客5「左馬刻様!!イヤ!!立って!!」


客6「左馬刻様〜!!立てば引き分けになれるよ!!

今負けちゃダメ!!」


それと共に女性からの強い声援が会場中に響き渡る


俺は、碧棺左馬刻を応援して良いのだろうか


碧棺左馬刻に対し、こんなに複雑な思いを抱いているのに俺が応援してしまっておこがましくないだろうか


呂「6、5、…」


『…立てよ、碧棺左馬刻…』


満天星呂駒呂のカウントダウンの声が聞いていられずについそんな事を1人呟く


俺は今どんな顔で碧棺左馬刻を見ているのだろうか


そして、ふと


左「…!!」


『…!!』


俺ら2人の、目がかち合う


左「…」


呂「おっと…?まだMr. Hcは立ち上がれるみたいだな…?」


そして満天星呂駒呂のカウントダウンが終わるより前に碧棺左馬刻は必死にその場から立ち上がり−−−−


呂「っと…立ちあがった所で終了!

第3回戦は引き分けだ」


全員がステージに立ったままその戦いは終幕を迎えた

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作者名:ユウ | 作成日時:2020年5月24日 16時

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