You are－－－－ 4 (ページ21)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:7,826 hit

第166話ページ21

そして真剣な表情で山田一郎はさらに続ける

一「ルーク、俺、お前にも俺が最強だって事知ってもらいたい

左馬刻がお前に悪い事しでかすなら俺が左馬刻の事止めてお前の事守ってやるからな！」

山田一郎は笑顔でそう言ってくれていたが、その言葉にはどこか重厚感と強い覚悟が込められていたように思える

碧棺左馬刻が俺に悪い事をするなら山田一郎が俺を守る？

なぜわざわざそんな事を俺に？

一「左馬刻、このままだとお前の事不幸にする気がするんだ

だからお前が不幸になる前に俺がお前の事左馬刻の所から助けてやりたい

もし左馬刻といるのが辛くなったら真っ先に俺を頼ってくれよ？」

そう言う山田一郎はどこか真剣そうで、やはり何か覚悟を込めているようだった

一「俺、次のバトルで俺が一番上だって証明してみせるんだ

左馬刻を超えて、俺の普段抱いている思いが左馬刻の普段抱いている思いよりも強いんだって

そしたらお前も俺の事左馬刻よりも強いって認めてくれるだろ？

もしそうなったら俺がお前に何かあった時はいつでも左馬刻の事倒してやるからな！

だからお前も俺に任せて、左馬刻から逃げたい時は俺の所来てくれ」

どこか真剣そうなその表情は、まるで本気で俺の事を心配してくれるような顔だったように思える

『…分かった、ありがとな』

俺はその言葉、あるいは山田一郎の好意を素直に受け取りそう答えた

その時－－－－

左「…おいテメェ…一郎のダボと何してんだよ」

ふと俺の背後からよく聞き慣れた低い1人の男の声が聞こえてきた