第149話 ページ3
幻「にしても政権No.2の隣で観戦するなんて…
そんな経験をするなんてある意味ルークさんはラッキーですね」
帝「言えてるな
そんな事したくてできる事じゃねぇもん」
『…確かにな…』
確かにそう思うが俺は俺で色々と複雑な思いはしている
人の事を言えたものではないが、これもきっと当事者本人にならなければ俺がどういう気持ちでこの状況を過ごしているのかはきっと理解できないのであろう
だから俺がこの状況を幸運だとは思っていなくても相手にとって幸運だと思うのなら俺はそれを否定はできない
むしろ相手が思うのだから実は俺はかなり幸運なのかもしれない
コナーさんの言っていた話ではないが、人がどう捉えるかによって起きる現象は変わるんだななんて改めて思う
幻「ところで今は自由な時間なんですか?
監視の方もついていないようですし」
『あぁ、まぁ…』
帝「そっか…俺らの控室でも遊びに来るか?
1人でいてもつまんねぇだろ?」
確かに1人でいた所で暇には暇だが、こいつらの時間を使わせてしまうのは申し訳ない
だってこいつら次確かバトルあるから
『…いや、いい…次戦うんだろ?
客席から応援してる
…あまり無理はしないでほしいけど頑張れよ』
そう言うと2人は少しだけ嬉しそうに笑って「ありがとう」と言ってきた
幻「せっかくですから乱数にも応援の言葉かけてやってもらえません?
私達だけルークさんの応援受け取るの平等じゃないでしょう?」
そう言われ俺は有栖川帝統に腕を引かれるまま女性達に囲まれている飴村乱数に近づいて行った
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年5月24日 16時