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第165話 ページ20

視界の先には山田一郎達がいる


でも多くの女性に囲まれているし何だか近付きづらい


声をかけてしまっても良いのだろうか


でも、なぜ山田一郎が多くの女性に囲まれていても何も思わないんだろう


さっきは少しだけ心が痛んだのに


一「…あれ?ルークか?」


ふと俺がいる事に気が付いたのか、山田一郎達は俺の方に視線を移す


二「あ、本当だ!おーいルーク!」


三「ルークさんも来てくれたんですか?

僕達の応援に!」


そうだと言って良いのかは微妙だが、少なくとも頑張ってほしいという気持ちはある


勝つなら勝つで頑張ってほしいし、別に負けたとしてもそれなりに納得いくような終わり方をしてほしいというくらいには


一「ルーク、来てくれたのか?ありがとな!」


俺が山田一郎達に近付いていくと、山田一郎はそう言って少し嬉しそうに笑った


一「次の戦い左馬刻のいるチームとの戦いだからな

絶対俺あいつの事超えて俺が一番だって証明してやるんだ」


山田一郎は真剣そうな、そして何か睨むような顔をしてそう言っていた気がする


まるでそれは碧棺左馬刻に対して何か思うところがあるかのような−−−−

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作者名:ユウ | 作成日時:2020年5月24日 16時

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