第157話 ページ12
そして第2回戦の始まりが近付き、満天星呂駒呂の司会がまた始まる
呂「第2回戦はまずシブヤ代表【Fling Posse】対オオサカ代表【どついたれ本舗】だ
第2回戦を盛り上げてくれるチームのメンバー達を紹介するぞ
まず【Fling Posse】から−−−−」
『…おい、勘解由小路無花果…
お前、俺に何をしようとしていた?
何を狙っている…?』
俺は先程の神宮寺寂雷から聞いた話を思い出し、勘解由小路無花果に対しそう疑問を投げかける
無「お前に何かする気はこれまで一度もない
今後お前が生きたいように生きる事を最低限応援していたに過ぎない
その上で私の元へ来ると言った場合はお前と共に私の思い描く世界を作ろうと思っていたまでだ」
『じゃあお前の望む世界って何だよ?
お前は一体何がしたい?』
肚の中が読めず俺は疑いの目を向けそう聞くが、勘解由小路無花果はまともな返事をしない
無「それをお前に教えてどうする?
教えたところでお前が止められる訳でもない
だいたい敵に私の考えている事を簡単に教えてやると思うか?」
それは確かに思わないが、教えない以上こいつを止める事だってできない
そもそも止めるべきなのかもよく分からない
でもきっとこのまま放っておけば俺や周りの奴らにとって良くない未来が待っているのだけは分かる
『…教えてくれないならお前を倒してお前から全部話させる
その時は全部教えろよ?』
俺がそう言うと勘解由小路無花果は再びどこか満足げに悪い笑みを浮かべて「フン」と俺の事を鼻で笑ってきた
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年5月24日 16時