過去編27 ページ42
父「ああ、生まれたんだね！輝！
会いたかったよ！」
母「ああ、ああ…
私達の子供が、ついに生まれたのね…！」
見ると周りは見知らぬ世界の何処かの一室で、赤子の近くには多くの人間がいた
そしてその赤子の両親と思しき人間が、その赤子を「輝」と呼んでいた
俺はその赤子を見て確信した
この赤子−−すなわち輝こそがシグルドの生まれ変わりである、と
間違いない−−−−
この赤子の中に、シグルドはいる−−−−
そう思いつつもその時はまだ時空の歪みは非常に不安定で、俺はそれ以上の景色を見ることはできなかった
しかしそれ以降何度か時空の歪みから干渉を繰り返すと、やがて広がった歪みから俺はその世界の人間を通してであればその少年−−輝と接触できるようになった
そして輝が幼子の頃、彼が家族と共に聖堂へ赴いた際、そこの神父を通して輝にある呪いをかけた
それはもう少しこの歪みが大きくなった頃、輝を自分の所へ連れて来るため、それを阻止する邪魔者を排除し、また仮に連れていかれても周りがその事に気付かないよう、なるべく輝が孤立するようにするための呪いである
そしてそれは効果を発揮し、また輝に直接干渉したために時空の歪みが大きくなる速度は加速していった
そしてやがて、星晶獣ほど大きな存在ですらこの世界に干渉することが叶うようになった
そしてあの日、多くの星晶獣をベリアルによって操らせ、あの世界へ大量に送り込んだ
すると歪みはまた大きくなり、ついに輝をこの世界へ連れて来ることができるようになった
星晶獣らはシグルドの事を知っているはずだから、俺と同様その気配に気付くことができるであろう
だからさっさと見つけ、さっさと捕まえてもらい、自分の元へ連れて来るようベリアルに指示した
−−−−そして3000年の時を経て、ようやくあの日、俺は輝−−すなわちシグルドと再会を果たすことが叶ったのだ
−−過去編END−−
終わり
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ユウ(プロフ) - あんこさん» あんこ様、最後までお読みいただきありがとうございます！ファーさんがキャラ崩壊してる感が否めませんがお楽しみいただけましたなら幸いです。拙い文にもかかわらずお読みいただき、またコメントまでいただき本当にありがとうございました！ (2020年7月30日 19時) (
レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 今更ながら一気に読ませていただきました。設定が作り込まれていたりと、とても面白かったです。 (2020年7月21日 0時) (レス) id: 895fb63929 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - のあ´ω`)ﾉさん» なんと…最後まで読んでいただき、ありがとうございます！分かりづらい話だったと思いますが、楽しんでいただけたようで嬉しいです！ (2020年3月8日 3時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
のあ´ω`)ﾉ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったし、通知が来る度に画面に飛びつくぐらいこの小説の更新が楽しみでした。面白い作品ありがとうございます！ (2020年3月8日 3時) (レス) id: 4ad0e9371b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2020年3月8日 2時
