第246話 ページ4
?「まず…あの男が持っているあれはかつてシグルドが王から受け継いだ力と同じもの…
あの薔薇の王から加護を受けし者は大いなる力を手にし、かつてあの国を守るためにその力を振るった
民達は我に匹敵するほどの力などと言っているが…あんなもので我に匹敵する事はない
しかしあの薔薇こそは力の根源たるもの…故にあの薔薇がある限り力は際限なく生まれる」
『…!!』
?「そしてあの男が持っているコアはかつてシグルドを討った時…否、元来はあの王を手にかけようとしてあの男が手ずから創造したもの…あれが存在する限り星の民や星晶獣はそれに力を吸い取られ、コアはそれに伴い力を増す
…だがあのコアは力を吸収する力があまりに強い…時として創造主自らの精神すら蝕む…
かつてのあの男もまたそのコアに自我を呑まれ、結果としてシグルドを手にかけた」
…何、だって…?
ルシファーが持っていた、あのコア
かつてシグルドを手にかけた、あのコア
あれは星晶獣や星の民の力を吸収し、時として創造主すら蝕む
それでルシファーはシグルドを−−−−
だが、そこで疑問が生まれる
なら何故、シグルドはルシファーを倒す事ができたのか?
シグルドもまた、星の民であったはずだ
なのに何故、コアに力を吸い取られなかったのか−−−−?
?「然り…
あの黒薔薇の加護ではあのコアの暴走は防ぎきれぬ
…だがあれは黒薔薇とは別の加護を受けている
−−−−否、そうなるように我が作った」
『…え…?』
何を言っているのか、さっぱり分からない
さっきから、ただ困惑するばかりだ
だが竜はやがてこう答える
?「お前の前世−−シグルドは…
−−−−この世界の創造主たる我が、世界を守る鍵として手ずから作り出した星の民だ」
−−−−!!
シグルドが、この世界の創造主が生み出した星の民−−−−?
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ユウ(プロフ) - あんこさん» あんこ様、最後までお読みいただきありがとうございます!ファーさんがキャラ崩壊してる感が否めませんがお楽しみいただけましたなら幸いです。拙い文にもかかわらずお読みいただき、またコメントまでいただき本当にありがとうございました! (2020年7月30日 19時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 今更ながら一気に読ませていただきました。設定が作り込まれていたりと、とても面白かったです。 (2020年7月21日 0時) (レス) id: 895fb63929 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - のあ´ω`)ノさん» なんと…最後まで読んでいただき、ありがとうございます!分かりづらい話だったと思いますが、楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年3月8日 3時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
のあ´ω`)ノ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったし、通知が来る度に画面に飛びつくぐらいこの小説の更新が楽しみでした。面白い作品ありがとうございます! (2020年3月8日 3時) (レス) id: 4ad0e9371b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年3月8日 2時