過去編14 ページ29
俺はそれを聞き、怒りやら疑問やら様々な感情が綯い交ぜになった感情を抱いた
俺はそれを聞き、それはシグルドの本心である事を見抜いた
そう思うのなら、何故この男は騎士などになろうとした？
騎士として生まれたとはいえ、これほどの叡智があればいくらでも他の道へ進むことが叶ったはずだ
シグルドは何故それができない
『っ…ごめん、ルシファー
ちょっと疲れているみたいだ、変な事を言ってしまったね…
…今のは忘れてくれ』
シグルドは俺が黙って聞いているのを見て、ハッと我に返ったように笑ってこう言った
…その笑顔が、気に入らない
…全てを誤魔化すようなその笑顔が、気に入らない
…シグルドは、何かを隠している
…この男を、暴きたい−−−−
その時、シグルドはやはり笑顔で、俺に話しかけようとしてきた
俺は俺で、シグルドの言葉を聞かず、この男の隠している「何か」を暴く気でいた
『…そろそろ戻ろう、夜も遅い…
…どうしたんだい？何か答え−−−−』
ルシファー「シグルド」
俺はシグルドの言葉を遮るように、シグルドの顔を睨みつけて名を呼んだ
『ルシファー…？』
シグルドは俺の顔を見て、戸惑ったような表情を浮かべた
そんな顔ができるのに、何故お前は笑うのだ、
何故お前は、いつも何かを隠しているのだ？
何故俺に、本当の事を教えない？
…知りたい
…この男の事を、全て暴き出したい−−−−
ルシファー「言え、シグルド…
そう思うなら何故お前は騎士なんぞになる事を選んだ…？
お前を縛り付けているものは何だというのだ…？」
そう問うてもシグルドは俺の名を呼び戸惑いの表情を浮かべるだけで、何も言おうとはしなかった
そんな顔ができるのに、何故お前はいつも笑うのだ？
お前はその笑顔に、何を隠している？
教えろ
お前の、全てを−−−−
シグルドは変わらず、戸惑いの表情を浮かべている
だがその表情はシグルドの本当の感情を表しているように見え−−−−
怒りとともに、少しの優越感を感じていた
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ユウ(プロフ) - あんこさん» あんこ様、最後までお読みいただきありがとうございます！ファーさんがキャラ崩壊してる感が否めませんがお楽しみいただけましたなら幸いです。拙い文にもかかわらずお読みいただき、またコメントまでいただき本当にありがとうございました！ (2020年7月30日 19時) (
レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 今更ながら一気に読ませていただきました。設定が作り込まれていたりと、とても面白かったです。 (2020年7月21日 0時) (レス) id: 895fb63929 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - のあ´ω`)ﾉさん» なんと…最後まで読んでいただき、ありがとうございます！分かりづらい話だったと思いますが、楽しんでいただけたようで嬉しいです！ (2020年3月8日 3時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
のあ´ω`)ﾉ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったし、通知が来る度に画面に飛びつくぐらいこの小説の更新が楽しみでした。面白い作品ありがとうございます！ (2020年3月8日 3時) (レス) id: 4ad0e9371b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2020年3月8日 2時
