過去編9 ページ24
ある夜またシグルドに会うと、シグルドは何か言いたそうにうずうずとしていた
どうしたのか、と問うと、近日中に隣国へ報告書へ受け取りに行く時、一晩だけなら隣国に滞在しても良いと王から許可を得た、と言ってきた
その顔はとても嬉しそうであった
ルシファー「それは本当か？シグルド…」
『ああ、本当だ、ルシファー
…叶うなら君の研究を見てみたい』
ルシファー「…そうか…
無論、俺の研究は全て見せてやる
といっても一晩で見せ切れるような量ではないがな…」
そう言うとまたシグルドは嬉しそうに笑い、「隣国へ行くのが楽しみだ」と言っていた
そして後日、シグルドは隣国へ訪れ、報告書を受け取りに来たため、俺はそれが終わるのを待ち、それが終わると俺はシグルドを俺の実験室へ導いた
そして実験室へ入ると、シグルドは目を輝かせながら俺の作った試料たちに見惚れていた
シグルドはそれを見て全て俺が作ったのか、と問うたため、「そうだ」と答えるとシグルドは「すごい」と俺に尊敬の眼差しを向けてきた
『君は本当に優秀な研究者なんだね…素晴らしい…
ねえルシファー、この試料について、詳しく聞いても良いかい？』
そう言われたため俺はシグルドが指差した試料について説明し、それが何に使われるのか教えてやった
それを聞くシグルドもまた嬉しそうに俺の話を聞いていた
そして実験室で簡単な実験を見せ、それが落ち着くと俺が作っている星晶獣の卵を見せてやることにした
その卵は繭となる前にその構成物質に対してシグルドと何度か議論を交わした事のある、成功すれば最高傑作となりうる星晶獣の卵であった
それを見たシグルドはまた目を輝かせ、それを見て興奮しているようであった
ルシファー「…これが星晶獣の卵だ」
『…！！…これが…
すごい、すごいよルシファー…！
…いつ生まれるんだい？』
その卵は失敗しないように繊細に取り扱っており、またあらゆる条件を綿密に整えて作っていたため、誕生に至るまではかなり時間がかかると初めから分かっていた
だからシグルドに対し少し申し訳ないとは思ったが、誕生にはかなり時間がかかると伝え、またその誕生の瞬間は必ず見せると約束した
その約束を聞いたシグルドはまた、嬉しそうに笑って「ありがとう、ルシファー」と言っていた
俺もまた、笑顔でその答えを聞いていた
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ユウ(プロフ) - あんこさん» あんこ様、最後までお読みいただきありがとうございます！ファーさんがキャラ崩壊してる感が否めませんがお楽しみいただけましたなら幸いです。拙い文にもかかわらずお読みいただき、またコメントまでいただき本当にありがとうございました！ (2020年7月30日 19時) (
レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 今更ながら一気に読ませていただきました。設定が作り込まれていたりと、とても面白かったです。 (2020年7月21日 0時) (レス) id: 895fb63929 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - のあ´ω`)ﾉさん» なんと…最後まで読んでいただき、ありがとうございます！分かりづらい話だったと思いますが、楽しんでいただけたようで嬉しいです！ (2020年3月8日 3時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
のあ´ω`)ﾉ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったし、通知が来る度に画面に飛びつくぐらいこの小説の更新が楽しみでした。面白い作品ありがとうございます！ (2020年3月8日 3時) (レス) id: 4ad0e9371b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2020年3月8日 2時
