第245話 ページ3
映し出された視界は、どこか暗い荒れた場所
その場所に俺の体は浮いていた
あれ、この場所は
さっき見た、あの場所−−−−?
?「−−−−聞こえるか、シグルド」
『!!』
俺は聞こえた声の方を見た
そこにいたのは−−−−
『…!!あの時の…』
先程頭痛が始まった時、一番初めに見えた、大きな黒い竜
シグルドが主、と言っていたその竜が目の前にいる−−−−
?「シグルド−−否、輝よ
お前があの男を止めよ…
お前がこの世界を守る鍵となれ」
『…え…?』
竜の声に、そう聞き返す
?「…シグルドは我が命を聞き、その命をかけてかつてこの世界を守る鍵となった…
だがそれは我の望んでいた形とは異なっていた…故にあの男を止める方法を誤った」
『…何を言って…』
竜は俺の戸惑う声を聞かず、さらに続ける
?「…かつて我はシグルドに、その叡智を以てして世界を守り、この世界の鍵となるよう命じた
だが我はそれと共に、力が必要な時は呼べと伝えた
…だがあれは我の力に頼らず、ただ1人で戦った
もっともあの黒薔薇の力は借りたようであるが…」
『…!!』
黒薔薇、と竜は言った
それに思い当たるものがある
ルシファーのコアから生えていた、あの黒い薔薇たち
それを見てユリアは狼狽しており、ルシファーもまたそれがある限り自分が倒れる事はないと言っていた、それ
それは、一体−−−−
?「…知らぬのも無理はない
知らぬなら教えてやる
…そして全てを知った上でお前がこの世界を守る鍵となる事を誓え」
そう言い竜は俺に話し始めた
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ユウ(プロフ) - あんこさん» あんこ様、最後までお読みいただきありがとうございます!ファーさんがキャラ崩壊してる感が否めませんがお楽しみいただけましたなら幸いです。拙い文にもかかわらずお読みいただき、またコメントまでいただき本当にありがとうございました! (2020年7月30日 19時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 今更ながら一気に読ませていただきました。設定が作り込まれていたりと、とても面白かったです。 (2020年7月21日 0時) (レス) id: 895fb63929 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - のあ´ω`)ノさん» なんと…最後まで読んでいただき、ありがとうございます!分かりづらい話だったと思いますが、楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年3月8日 3時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
のあ´ω`)ノ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったし、通知が来る度に画面に飛びつくぐらいこの小説の更新が楽しみでした。面白い作品ありがとうございます! (2020年3月8日 3時) (レス) id: 4ad0e9371b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年3月8日 2時