3000年の執着心5 (ページ6)

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第200話ページ6

ジータside

サンダルフォン「な…何だよあれ…」

私たちはそのコアを見て皆驚き恐れていた

ルシオ「ルシファー…まさかそれは…」

ルシオは何か知っているかのような口ぶりで、そうルシファーに問う

ルシファー「ほう…流石は創造主の被造物なだけあるな…

…そうだ、このコアはあの島に埋め込んだものと同じもの…すなわちあの島のエネルギーを奪って俺の力へ変えるものだ

…だがコアが暴走すれば俺はまた同じ過ちを繰り返す…だから暴走を防ぐためにコアに「これ」を入れた…

…あの憎き黒薔薇の王の加護とやらをな」

ロゼッタ「！？黒薔薇の王の加護…ですって！？」

ジータ「え、どういうこと！？」

ルシファー「どうせお前らはここで滅びる…なら教えてやっても構わんだろう…

…かつてあの島を治めた王はその威厳から「黒薔薇の王」と呼ばれていた…そして全空の中でも最も大いなる力を作りだし、この空を治めていた…それも「創造主」に匹敵し得るであろう力をな…

…その力の根源たるものがこの薔薇だ」

ジータ「！！それって－－－－」

ルシファー「かつてこの薔薇の力を受けたものはその力を「黒薔薇の王の加護」と呼んでいた…

そしてその力を受けたものはその王のため、そしてこの世界のために力を尽くす事を約束した…あのシグルドもまた例外ではない

…そしてその力は今ここにある

この力さえあれば俺は自我を失いなどしない」

そう言うとルシファーは何もない空間に手をかざし、それに合わせてルシファーのコアが大きく揺れ動いた

そして－－－－

ルシファー「－－－－

消えろ、特異点－－－－！！」

ルシファーの手元に黒い大きな光が生まれ、それが私たちめがけて振り落とされた－－－－