第242話 ページ49
ジータside
ジータ「がは…っ！！」
ルシファーの一撃に、私達は倒れた
この力、一体何なの
創造主に匹敵し得る力って、一体どうしたら−−−−
ルシファー「ふん…こんなものか、特異点
…どうやらあちらも動けぬようだな
この空を見て全てを思い出したか」
ジータ「…なに…言って…」
ルシファー「あれには普段から毒の入った果物を食べさせていた
ここから外に出ない限り空を平穏に見せ、余計な事を思い出させないようにするために、な…
憐れな奴だな…せっかくあの憎きユリアに唆されて霊薬を飲んだにもかかわらず再び疑いもせず果物を口にするなど…
お陰で俺もあれを引き留めることができた」
ジータ「！！何を−−−−」
ふとルシファーは私たちから目線を逸らし、やがてその方向に話し始めた
ルシファー「目を覚ましたのか、輝…
やはり普段からあの果物を食べさせておいて正解だったようだな…」
ジータ「…！！輝さん、目を覚まして−−−−」
ルシファーは私達には目もくれず、輝さんに話し続けていた
輝さんを、助けなきゃ
でも、ルシファーの攻撃を受けて私たちももう動くことができない
どうしよう−−−−
その時だった
ルシファーは空に手を振り上げ、力を込め始めた
それとともに、光が空に集まってくる
まさか、これは−−−−
ルシファー「俺の最高傑作−−ルシフェルの力を見せてやる−−−−
−−−−パラダイス・ロスト−−−−！！」
それとともに、光が私たちに降りかかる−−−−
私たちは、もう動けない
輝さんは、自分でこれを防ぐことができない
このままだと輝さんが−−−−
ジータ「輝さぁぁぁぁんッ！！！！」
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作者名：ユウ | 作成日時：2020年3月6日 16時
