3000年の執着心5 (ページ46)

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第239話ページ46

『…っ…がは…っ…！！』

ルシファーの槍の一撃は私の心臓を貫き、私は口から血を吹き出した

だが早くしなければ、ルシファーを止める前に私の意識が完全に失われてしまう

そう思った私はルシファーが私に攻撃した一瞬の隙を狙い、狙いを定めて剣を振りかざし－－－－

ルシファーに、笑いかけた

『－－－－

ルシファー…もう、やめてくれ…

君は何も悪くない…

悪いのは…私なんだ…』

そう言いつつ笑いながら、私はコアだけを狙って破壊した

…するとどうだろう

コアには私の一撃でヒビが入り、やがて禍々しい光を徐々に失いながら消失した

そしてそれと共に不気味な生命体も消失し、周りの景色はどこか明るくなった

そして－－－－

ルシファー「－－－－！！」

ルシファーが、正気を取り戻したように、私の顔を見つめていた

だが－－－－

私の視界は次第に、暗くなっていった

ああ、もう終わるのか

もう、ルシファーと話す事も叶わなくなるのか

ルシファー「…シグルド…？」

ルシファーの、驚くような声が聞こえるような気がする

だが、もう私は、答える気力が残されていない

意識が、遠のく

私は、もう－－－－

『…ルシ…ファー…私は…もう……』

私は、目を瞑り、その場に倒れた