3000年の執着心5 (ページ5)

今日:24 hit、昨日:1 hit、合計:16,853 hit

第199話ページ5

ジータside

ルリアがブローディアを呼ぶと、ブローディアはいつものようにルリアの声に応え、盾を張り巡らせた

間一髪のところで間に合い、輝さんは怪我をせずに済んで私たちは安心した

そしてその後、私たちは輝さんの代わりにルシファーと戦うから輝さんは逃げるように、と輝さんに促し、輝さんはそれを聞くと走って逃げ始めた

ルシファー「…逃すものか－－－－！！」

ルシファーはそう言って、赤い剣や禍々しい光を輝さんに向けて放っていた

カリオストロ「やめろ、ルシファー！！」

ノア「ルシファー、やめるんだ…！」

私たちは輝さんがその攻撃を受けないよう、ルリアに盾を作ってもらったりしてルシファーに応戦していた

が、私たちも身体は万全とはいえルシファーの圧倒的な力に対し、応戦はできるもののなかなか攻撃を仕掛けられないでいた

その時－－－－

『－－－－あああぁぁっ！！！！』

輝さんが大声を上げるのが、少し遠くから聞こえる

ジータ「！？輝さん…ッ！！」

私はその声に反応し、輝さんに何かあったのかと思い、そちらへ行こうとするが－－－－

ルシファー「…行かせるものか

特異点、お前はここで滅びろ…！！」

ルシファーが私たちに向けて、大きな禍々しい光を放つ－－－－

ジータ「っぐ…！！」

私たちはそれを何とか受け止め、ルシファーの方を見た

それを見て、ふと何か違和感を感じた

それは－－－－

ロゼッタ「…！！これは…！！」

ルシファーの心臓には禍々しい球体－－おそらくはコアが埋め込まれていた

それはパレント島で見たコアによく似ていたが－－－－

ジータ「薔薇の…花…？」

そのコアの周りには黒い薔薇が生い茂っており、コアとともに花の蔓が蠢いていた