3000年の執着心5 (ページ3)

今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:16,844 hit

第197話ページ3

ジータside

ジータ「…ん…？ここは…？」

目を開けると、そこは先程とは異なる景色だった

これまで見てきた島々と違い、その場所の様子は何も異常がなく、至って普通のようである

ルリア「ジータ！！」

サンダルフォン「特異点！！」

すると声が聞こえ、声の先にはみんながいた

ジータ「サンダルフォン、身体は…？」

サンダルフォン「いや…何も問題はない

ここに着いてからは特に異常はないな…」

ロゼッタ「ええ…ここは全く息苦しさも力を奪われている感じもないわ…」

先程まで苦しそうだったサンダルフォンやルシオ達も、身体に異常はなさそうで、いつも通りの様子であった

ラカム「みんないるようだな…けどここは何処だ…？」

ルリア「あれ…これってもしかして…」

ルリアの視線の先を見ると、私たちの背後に柱のたくさん立っている、古びた造りをした建物が建っているということに気付いた

ビィ「まさかここは…」

ノア「間違いないね…

かつての星の民の研究所だよ」

ジータ「！！じゃあ輝さんは－－－－」

カタリナ「ああ、そうだな、きっとここに輝殿は－－－－」

そう言いかけた時だった

『うわぁぁぁッ！！』

一同「！！」

輝さんの、叫び声が聞こえてきた

ジータ「…！！行こう！！」

そう言って私たちは声の聞こえた方向に走り出した

そしてその先にいたのは－－－－

ジータ「！！ルリア、お願い！！」

ルリア「はいっ！！

ブローディアさん！！」

蹲っている輝さんと、輝さんの方に禍々しい青い光が進んでいる光景だった

そして－－－－

ルシファー「…ほう

来たか、特異点－－－－」

輝さんに攻撃を仕掛けている、12枚の翼を広げ魔王のような姿をした男－－ルシファーだった