今日:36 hit、昨日:1 hit、合計:16,865 hit
小｜中｜大
第208話 ページ15
王は私の言葉を聞くと、満足げな表情を浮かべこう答えた
王「なるほど…若くして礼儀というものを解しているようだな…
気に入ったぞ、少年
お前を我が王国の城へ迎え入れる
すなわちお前に我が城で共に過ごすことをを許す
そして我が剣として我が国、そしてこの空を守ると誓え
…少年、名を聞かせよ」
私はその言葉を聞き王に返答した
『…私の名はシグルド…
シグルドにあります』
王「そうか…ではシグルド、共に我が王国へ参ろう
ついて来たまえ」
私は王にそう言われ、王の後ろをついて歩いた
王はやがて私のいた島の端へ行くと、何もない空間に手をかざし、何かを唱え始めた
王「…ユリア、この少年も共に我が王宮へ迎え入れよ
いざ、我が王国へ導かん−−−−」
そう言うと王の手から黒い球体が生まれ、やがてそこから黒い花の蔓が生えてきた
蔓は次第に伸びていき、やがて蕾を出し、花を咲かせた
そして咲いた花の中から美しい女性が現れ、私を見つめた
ユリア「…かの方も共に、ですか？我が王よ…」
王「そうだ、かの少年は我が騎士となる少年にある
ユリア、我らを導け」
王がそう言うとユリアと呼ばれた女性は両手を広げ、力を込めた
そしてそこから眩しい光が生まれ−−−−
ユリア「では我が王、そして騎士の子よ…
あなた方の身は我が愛しき王国にあらんことを−−−−」
女性の声と共に、光は私たちを包み込んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ | 作成日時：2020年3月6日 16時
