第330話 ページ8
フロイド「馬鹿ッ!!早く逃げろよッ!!
一人芝居やってる暇ねーだろ!?」
『…それは流石に無理な願いや
ウチ今首掻き切れとるし押さえつけられて動けへんの…ッ…ガハッ…
…あかんな、ちょいと意識が朦朧として来たわ』
ジェイド「ッ!!」
『…ちょっとこれはウチの負けが確定してるやもしれんね
でも抵抗だけならできるわ、意識だけはウチで死ぬ気で保つで…』
フロイド「ッ…ああもう、邪魔だよアザラシちゃんッ!!」
そない言うてフロイドは魔法でその猫を攻撃する
グリム「…グルル…」
フロイド「正気失ってるんじゃねーよ
そいつは俺らのなの、アザラシちゃんにだってやらねー」
監督生「…!!」
フロイド「死ぬまで絶対に不幸にする訳に行かねーの
茎ワカメから未来を奪うなら俺がアザラシちゃんぶっ潰すよ?」
ジェイド「僕も同意です
慈悲をかけないでいる事をお許しくださいね」
監督生「…ッ…!!」
周りの只事ではない事に気付いたウチの周りは色々言うて猫を攻撃する
猫はそれに苛立っているように、呻き声と憎しみの感情を昂らせるだけで効いてへんみたいに見えるわ
『…猫には親切にするんが人間の礼儀やよ』
監督生「…!?」
『…せやからそのやりようは間違えとる
ほな、手本見せたるさかい、そない喧嘩は止めや』
ウチは死力で痛む首の事を無視して、それでも手で抑えながらその場からぐらつく足で立ち上がっていた
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作者名:ユウ | 作成日時:2021年9月5日 20時