○甘さ:29g ページ36
Aside.
『おはようございます!』
先輩「いがらっちゃん!!!!」
がちゃり、と部署室のドアを開けると1番に飛び込んでくる先輩のお顔。
びっくりした、と目を丸くしているとガクガクと方を掴まれて揺らされる。
先輩「やばいっ!、やばいんだって!!!」
『せ、せんぱっ。ちょっ、よ、よう…』
先輩「はっ、ごめんよ…いがらっちゃん。」
興奮から冷めたわ。なんて言って水を一口飲む先輩。
状況が全く分からないけど、取り敢えずやばいのだろう。
先輩「お、落ち着いて聞いてね?」
『まず先輩が落ち着くべきでは。』
先輩「今年の子達、イケメンッッッ」
え。
何を言っているんだ、と硬直していると早く早くと背中を押される。
カバンを落とさないように腕に抱えて持ちながら、コソコソともの陰に隠れた。
先輩「まず、左の子。上村くんね。見た感じ一生懸命で不器用なタイプよ。でも顔が百点満点。」
『は、はぁい』
次ね、とルンルンで紹介を始める先輩。
私に彼氏いるの知ってますよね?と思わず聞きたくなるのをグッと抑えて、今後の為にも話を聞くことにした
先輩「そして真ん中。この子は見た目真面目そうだけど結構チャラい。さっき女の子の連絡先片っ端から聞き回ってた。」
『へぇ。』
もうもはや興味は無いものの、普通の話題として流しておく。
先輩「そしてなんと言っても!!」
先輩「今年の新社会人ダントツにイケメン!!」
そう言って指さしたのは私のデスクの横に座るオレンジの人。
なんだろ、見覚えがある。
先輩「名前は橙川くん。顔面最強、気遣いできる、優しい面白いの偏差値神!!」
橙川くん。
そう聞いた途端、思い出したのは昨日のお母さんからのメール。
先輩に失礼します、と一言断って橙川くんのところに向かう。
『ジェルくん!』
ジ「ん?あ!あぁ!!」
久しぶり、と言えば目をきらきらさせて久しぶり!と元気に返される。
ジ「えー!Aめっちゃ綺麗になったやん!」
背は変わらんけどwとちょっと小馬鹿にしたように笑った。
懐かしい。
家が近所で良く遊んでた、私にとって弟のような存在。
『元気そうだねぇ!』
ジ「Aもな!」
『ふふ、ここでは先輩って読んでね。』
ジ「あ、すいませんねw五十嵐先輩w」
違和感しかないその呼ばれ方に何だかむず痒くなった。
そんな中。
さ「A。」
不機嫌そうな低い声がわたしの耳を燻った。
__
追記読んでください🙇♀️
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もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» 確認ありがとうございます🙇🏻♀️💦 (2022年5月25日 21時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» えぬさん突然すみません💦ボードの確認をお願いします🙇♀️ (2022年5月25日 20時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» 明日ですか!やれないことは無いのですがすこしクオリティが低くなってしまう可能性があります💦それでもいいのなら……ってところですかね´`*設定の変更把握しました! (2022年5月25日 20時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» なるべく早めのほうが都合が良ければ6月には投稿できます! (2022年5月25日 18時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» わかりました!頑張ります✨ (2022年5月23日 7時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もふゆちゃん | 作成日時:2021年11月17日 9時