○甘さ:28g ページ35
Aside.
さ「A〜Aっ。」
現在22時。
夜もいい感じに更けてきて、わたしたちのちょっとしたお楽しみ時間。
お布団の中で2人でぎゅってして、少しだけお話をする。
この時間が私達の癒し。
『さとみくん、さとみくん。あのね、さっきお母さんから連絡が来たの。』
さ「うんうん。」
『でね、うちの会社に私が昔仲良くしてた男の子が入ってくるらしいの〜』
さ「へぇ…」
1度驚いたように目を開いて少し寂しげに笑う。
よかったな、と言ったさとみくんにより一層強く抱きしめられる。
ぽすっ、と肩に口を当てられる。
ちょこっと擽ったくて、可愛くてふわふわと頭を撫でると抱きしめる力が緩んだ。
さ「……ソイツのこと、好きなの?」
ぼそ、っと不安そうに呟く。
だから元気が無くなってたんだ。とやっと理解した自分の頭に少しばかり呆れながら、そんなことないよ。と諭すようにお話する。
『その子ね、小学校からの付き合いで幾つか歳が離れてるの。』
何歳くらいだったかな、とやんわりとした記憶で続ける。
『よく一緒に遊んだり勉強したりしてたんだけど、恋愛感情なんて一切湧かなかったし相手からの告白とかも無かったかな。』
さ「……ん。」
短い返事から察するに、まだ不安みたい。
さ「Aは、俺が好きだよね。」
『うん。好きっ。』
するとやっと不安がなくなりだしたみたいに、そっか。と柔らかく笑って見せた。
ゆらゆらとする視界と、暖かい彼の体温で眠気が誘われる。
さ「ねむい?」
『ん…』
きゅっ、と脚を絡めて抱きしめ直すと抱き返される。
『なんかねぇ…おちつくのぉ…』
さ「落ち着くの?」
『ん。すきだから、おちつく。』
そして彼はまた驚いたような顔をして、ふにゃりと弱く笑った。
そっかぁ、と嬉しそうに目を細めちゅっ、と唇にキスがひとつ落とされる。
それを合図に私の瞼は閉じられ、意識は微睡みの中に誘われて行った。
さ「もっと…もっとAを守らなきゃ…ッ」
346人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» 確認ありがとうございます🙇🏻♀️💦 (2022年5月25日 21時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» えぬさん突然すみません💦ボードの確認をお願いします🙇♀️ (2022年5月25日 20時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» 明日ですか!やれないことは無いのですがすこしクオリティが低くなってしまう可能性があります💦それでもいいのなら……ってところですかね´`*設定の変更把握しました! (2022年5月25日 20時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» なるべく早めのほうが都合が良ければ6月には投稿できます! (2022年5月25日 18時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» わかりました!頑張ります✨ (2022年5月23日 7時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もふゆちゃん | 作成日時:2021年11月17日 9時