○甘さ:16g ページ17
Aside.
翌日、無事酒内社との契約は完全に切れました。
前の担当だった女の子がありがとうございます!ってお礼を言ってくれた。
あの会社の人に関わった女の子社員さんたち皆にセクハラ紛いなことをしていたみたい。
そんな子達が怖い思いをする前に見つけられてよかった。
が、しかし。
しかしだよ。
『し、失礼しまーす。』
なんで社長室に呼ばれたんだろうか、私。
え…なんか問題おこしたっけ…?
あ、もしかして会社への損害を償えと…!?
い、いくらかな…。
いち…じゅう…ひゃく…せん…まん…おく…
あ…借金地獄…。
脳内で諭吉さんが飛んでいく数を指折り数えて、絶望する。
こちらへ、と促されるまま。
体をがちがちに固めて、最低限まで縮こまってがくがくしながら少し…いや結構上の方にある社長さんの顔を見つめる。
上から大きな手が降ってくる。
え…、まって…社長さんそんなに怒ってるの…!?
(勝手に)覚悟を決めてぎゅって目を瞑る。
お父さんにもぶたれたことないのにっ!!!
社長様「五十嵐さん、この度は本当にありがとう。」
『へっ…?』
ぽん、っと暖かくて大きな手が頭に乗る。
流石親子、と言ったところなのかな…?さとみくんと似た手付きで撫で回される。
えっ、ちょっ…これは…どういう…状…況??
ほどよく眠くなりそう。
ほどよく…微睡んでくる。
『ん、ぅ…しゃちょ、ね、眠ってしまいそうなんですが…』
社長様「っあ…。それはすまんかった。」
『いえいえ、気持ちよかったです…!』
社長様「そっ、そうか…。」
あ…え…。めちゃくちゃ似てる…。
なんか…こう…不器用なとことか。
喋り方とか…。
どことなく…似てる。
その後社長さんと辿々しいながらもお話をして、一週間後に有給が取れることになった。
それをさとみくんにお話しすると、俺も休む。なんて言い出して社長室に駆け込んで、むりやり追い出されていた。
さ「…だめだって。…これはもう無断欠勤するか風邪をひくしか…!」
『やめよう、やめようかさとみくん。落ち着いて…、!』
暫く駄々を捏ねてから、むすっとしながらお仕事に戻っていきました。
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もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» 確認ありがとうございます🙇🏻♀️💦 (2022年5月25日 21時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» えぬさん突然すみません💦ボードの確認をお願いします🙇♀️ (2022年5月25日 20時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» 明日ですか!やれないことは無いのですがすこしクオリティが低くなってしまう可能性があります💦それでもいいのなら……ってところですかね´`*設定の変更把握しました! (2022年5月25日 20時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» なるべく早めのほうが都合が良ければ6月には投稿できます! (2022年5月25日 18時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
もふゆちゃん(プロフ) - えぬさん» わかりました!頑張ります✨ (2022年5月23日 7時) (レス) id: 36f1c547cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もふゆちゃん | 作成日時:2021年11月17日 9時