ストーカー彼氏が甘すぎる。(桃)

○甘さ：1g ページ1

Aside.

『終わらない！！！』

どうしよう…

現在、後輩ちゃんのミスで残業中。

因みに後輩ちゃんは帰った。彼氏の誕生日なんだって。

彼氏の誕生日なんて遅れたら可哀想じゃないか。

で、そりゃ帰さねば、と私一人でやっている。

けど終わらない。

『うぅ…もう泊まってやるしか……』

？「何かお困りですかー、五十嵐ちゃん。」

と、後ろから聞こえた心地のよい低音。

私のことを五十嵐ちゃん。なんて呼ぶのはあの人だけ。

『さとみせんぱーい、終わらない〜。』

さ「まじかwえー？後輩ちゃんのミスだっけ。後輩ちゃんはどしたん。」

『彼氏の誕生日なんだって。それは帰してあげないとと思ってばいばいしたー』

さ「あーね。」

なんていって頭を撫でられる。

『先輩、それ一歩間違えたらセクハラになりますよwまだ若くてイケメンでよかったですね。』

さ「お前にしかやんないし、せーふ。てかそれ、褒めてんの？貶してんの？」

『なんか良いですね、その特別感。嫌いじゃないですよ。褒めてますし、どう考えても褒めてますし！』

すると、急に

さ「……手伝ってやんよ。」

なんていわれる。

え…そのまま帰ると思った…。

呆気に取られていると、やらなければ行けない書類の半分以上を持っていって、やり始める。

こんな時、普通の子なら「そんなにいいですよ！」なんて可愛いこというんだろうけど、終わらない仕事に終止符を打てるんなら何でもやって貰う。

『さすがさとえもーん。』

さ「いいから黙ってやれやw」






そして終わった書類ども。

『せんぱーい、ありがと。』

さ「っ…どういたしまして。終わってよかったな。」

『先輩のお陰です！じゃあ、私はこれで。』

タイムカードをやり、鞄を持つ。

と、なぜか先輩に止められた。

さ「いや、まて。流石に夜道に一人は危ない。」

『いや。防犯ブザーあるんで大丈夫です！じゃっ！』

逃げるように会社を出て歩き始める。



















？「はぁ…かわい。今日も着いてっちゃお。」

○甘さ：2g→

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