温もりを下さい【ハイキュー】

３７〜赤葦〜 ページ39

赤葦「…は？」

木葉さんのいきなりの発言に思わず固まってしまう
狙うって事は、好きって事であっているのだろうか

赤葦「それってつまり」

木葉「俺興味持っちゃったんだよね、（人１）ちゃんに」

ニヤニヤといやらしい顔で俺の様子を伺う
その様子に少し腹を立ててる自分がいた

赤葦「でも（人１）はそう簡単に人に興味を持ったりしませんよ？」

木葉「尚更燃えるじゃねぇか」

赤葦「そもそも（人１）は((木葉「赤葦」」

真剣な顔で俺の顔を凝視する
その表情に俺は冷や汗が流れた

木葉「なんでそんなに諦めるように仕向けるんだ？本当に気づいてないのかよ」

気づく？何に？
わからないと言った様子に木葉さんはため息をこぼした

木葉「時間やるよ、それまでに気づけなかったら俺容赦なく攻める」

木葉さんは「頑張れよ」と言って席に戻った
俺は木葉さんの意味深な言葉にひたすら頭を回転させた

白福「…私木葉が言いたいことわかっちゃったかも」

後ろの席の白福さんが理解したように満足気にこちらを見る
白福さんの隣の雀田さんもわかったらしい
２人して俺に視線を向ける

雀田「本当？本当に気が付いてないの？」

赤葦「さっぱりで…教えてくれることはできないんですか？」

白福「これは…赤葦が自力で探してほしいなぁ〜」

少し悲しそうに眉を下げてそう言った
雀田さんは「時間が過ぎれば気づくよ」と言って頑張れと言ってくれた
それに続くように白福さんからも応援をいただいた

それからバスの中では「わかったかも」という声が多くいた
どうやら気が付いていないのは自分だけらしい
木兎さんは例外です←

赤葦「…ヒントもダメですか」

猿杙「ん〜…自分が（人１）ちゃんに対してどんな事を言ったとか、行動とか発言とか」

そのヒントを頼りに俺は考えた
だけど答えが見つかるにはまだまだ時間がかかりそうだ

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