142話 ページ44
そして昼。
先程までの緩い雰囲気とは一変し、今、家の中はピリピリと張り詰めたような雰囲気となっていた。
情報屋から連絡が届き、私達の家の周り、私の実家の家の周りの木の影に複数人潜んでいるらしい。
昨日、グルッペン君とエミさんが話していた通り、交代制のようだ。
彼らが交代するのは朝、昼、晩とそれぞれ区切りのよい時間帯だ。しかも交代する人は少し遠い所にいるらしく、全力で来たら10分くらいはかかるらしい。その10分の間に全てを終えなければならない。…今は昼だからチャンスはあと1回。
gr「潜んでいるやつは武器を持っているかもしれない。凛に情報が行く前に、まずは俺達の周囲に居るやつを殲滅しなければならない。大事にならないためには警察を使わないのが必須だ。あいつらにバレないように、交代する、誰もいない間に終わらせるんだゾ」
zm「タイムアタック式のゲームみたいで新鮮やわ」
rb「そんなこと言っとる場合ちゃうやろ！」
tn「とりあえずAさん、親さんに連絡しといてくれる？」
「分かった」
メールを使って連絡する。
すると、すぐに既読になった。母さんだ。
[何があったの？]
と、困惑している様子だ。そりゃそうだよな、急に逃げろなんて言われても困るよね。
私は母さんが出来るだけ理解出来るように言葉を慎重に選んで送る。
[分かったわ。父さんにも今すぐに帰ってきてって連絡しておくね。ありがとう、A]
良かった。無事に伝わったようだ。
母さんは専業主婦でずっと家にいるので通知に気付いたんだろうけど、父さんの方は厳しい気もする。いや、ちょうど昼休みだから大丈夫か。それに、職場と家は近いって聞いたし。
「連絡終わったよ」
tn「ん、ありがとな」
その後、私は特に何もすることなく時間だけが進む。
すると、ｳﾞｰと携帯が振動した。
[父さん、すぐに既読してくれて、今家にいるわ。私達2人とも準備終わってるし、時間になったら連絡頂戴ね]
そう返事が来たのは、夜になる30分前の事だった。
「もう2人とも準備が整ったそうだよ〜」
gr「よし、それならあと30分くらいか。警戒を怠るなよ」
syo「りょーかい」
ci「上手くいきそうやな」
tn「そうやって気を抜いてると失敗するんやぞ？」
ci「大丈夫やって。分かっとる」
kn「それならええんやけどな？」
zm「シッマちょっと怪しんどるやん」
rb「しゃーないわ」
ci「しゃーないん!?」
他愛ない話をしていく間にも、時間は徐々に近付いていった
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ぽわふさ(プロフ) - 凜さん» 良かったです。自分自身、上手く書けている気がしていなかったもので…。ありがとうございます！毎日更新出来るよう、頑張りますね！ (2020年4月9日 22時) (
レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - これを見ると元気が出ます。毎日更新されるのを願っています (2020年4月9日 19時) (レス) id: 73f9389ece (このIDを非表示/違反報告)
ぽわふさ(プロフ) - まつりさん» そう言っていただけてこの上なく嬉しいです！ありがとうございます…！wrwrdさんとの絡みももっと増やしていきますね！頑張りますっ！ (2020年3月31日 16時) (レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
まつり - 最高です！神です！！大好きです！！ストーリーが本当に大好きです！！(語彙力)更新頑張って下さい！応援してますっ！！ (2020年3月31日 15時) (レス) id: 9861bf3927 (このIDを非表示/違反報告)
ぽわふさ(プロフ) - manaさん» ありがとうございます！このシリーズがここまで続いているのも読者さんのお陰です。これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2020年3月26日 18時) (レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわふさ | 作成日時：2020年3月11日 20時
