129話 ページ31
os「えー…」
頬を膨らませてロボロ君の方を見るオスマン君。何だか微笑ましくて2人の様子を見ていると―――。
グイｯ
ut「しー」
大先生が私の腕を引っ張り、声を出さないよう口元に人差し指を立てる。でもゾム君とコネシマ君はこちらを見ているわけで。
zm「大先生何してんの？」
kn「お前抜け駆けしようとしとったんか？」
ut「ちゃ、ちゃいますやん」
大先生は顔面蒼白になりそうになりながら徐々に後退していく。
ut「で、でも順番とか決めてへんのやろ？ええやん、次が俺ってことで」
kn「それなら文句は言わんけど、変なことしたらあかんで？」
ut「シッマ。俺のこと信じて。」
kn「信じられるかいっ！」
と言うコネシマ君の言葉を無視して大先生は私に近付く。
ut「さあ俺だけのお姫様。お手をどうぞ」
御伽噺に出てくる王子様のような雰囲気で、私の前に膝まづいて手を出してくる。
しょーがないな。のってあげよう。
「ありがとう」
大先生のその手をとると、彼は驚いたような顔をした後、微笑んで
ut「では、俺の部屋へ…」
といった。
rb「待って待って!?それはあかんやろ！」
「あれオスマン君と話してなかったっけ」
os「少し前に終わったよ〜」
kn「これは成敗せないかんな、大先生」
zm「分かるわ。なんなら今からやる？」
コネシマ君はうんうんと頷きながら、ゾム君は怪しく口元を歪ませる。
今にも大先生に襲い掛かりそうな2人に大先生はビクビクと肩を震わせながら「ちゃ、ちゃうやん…！」と言った。
ut「これだけ言わせて！！…Aちゃん、今度デートしよ！」
流石、女慣れしているというか。そう言っても恥じないところがまた良いというか。
「ん、ええよ！」
ut「ほんま!?ありがとな！」
「いつかしてみたいって思っとってん！！」とはしゃぎだす。……え、急に小学生みたいになった…!?
rb「この前も別の女と遊んどったのに」
zm「大先生は女遊び酷いもんな」
os「監視付ける？」
kn「それええアイデアやわ！」
「監視まですんの!?」
流石に監視は嫌なので無しにして。次は……
rb「は、恥ずかしいねんけど…」
先程まで大きな声で話していたロボロ君の頼みだ。ここまでろくな頼みがないからなぁ…ロボロ君に期待……しよ。
rb「俺は……名前、君とか付けずに呼んでほしい…」
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ぽわふさ(プロフ) - 凜さん» 良かったです。自分自身、上手く書けている気がしていなかったもので…。ありがとうございます！毎日更新出来るよう、頑張りますね！ (2020年4月9日 22時) (
レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - これを見ると元気が出ます。毎日更新されるのを願っています (2020年4月9日 19時) (レス) id: 73f9389ece (このIDを非表示/違反報告)
ぽわふさ(プロフ) - まつりさん» そう言っていただけてこの上なく嬉しいです！ありがとうございます…！wrwrdさんとの絡みももっと増やしていきますね！頑張りますっ！ (2020年3月31日 16時) (レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
まつり - 最高です！神です！！大好きです！！ストーリーが本当に大好きです！！(語彙力)更新頑張って下さい！応援してますっ！！ (2020年3月31日 15時) (レス) id: 9861bf3927 (このIDを非表示/違反報告)
ぽわふさ(プロフ) - manaさん» ありがとうございます！このシリーズがここまで続いているのも読者さんのお陰です。これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2020年3月26日 18時) (レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわふさ | 作成日時：2020年3月11日 20時
