【小説】ドリム学園

第十六話　[相州 千景] ページ16

「ふぅ…今日は新歓かぁ」


うん、楽しくなかったらサボろう


もうすでにサボって屋上に居るけどね

「…あ、でも兄さんにバレたらしばかれるな」


[まあ、行くだけ行ってみたらいいだろ]


ちぇっ。仕方ない。行くしかないか


「ギン〜上乗せてちょーだい。てか勝手に乗るよ」

ギンの上はすごく心地がいいから好きなんだ


[ああ。構わない。…そういえば、千景はどうするんだ、部活。御影は今更日本文化部に入りたいとか言っていたような…]


「ああ、部活かぁ。うーん…ま、そのうち決めるよ」


とりあえず文化部は決まりだね。あと緩い感じのところかなぁ


そのとき、遠くから歌声が聞こえてきた


あ、これ偽りの未完成小説だ。ってことは華威の声かな。相変わらずすごく上手だ


歌、か


別に嫌いじゃないけど…なんか違うんだよな


「ま、いっか」


それより、まずはどうやって新歓を乗り切るかだな


「あ、本かなにかを持っていけば…」

[流石に辞めろ。私もただじゃ済まないきがするし御影にも迷惑が掛かるぞ]


えぇー。じゃあどうしろっていうんだよ


…寝るか

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