36 退院 ページ38
翌日の胡蝶の診察で退院する事が決定し
今居候している悲鳴嶼邸へと帰ってきた。
家の部屋に行くと悲鳴嶼が仕事終わりのお風呂入って出たところだった。
「悲鳴嶼さん、今戻りました見舞いもありがとうございます。」
「もう大丈夫なのか」
「はい、しのぶから許しをもらいました。鴉がまだ耀哉のとこから帰って来てないので分からないですが、今日から鬼狩りに復帰します」
「あの技は使うなよ」
「…はい」
いざとなったら使うが暫くは使う事を胡蝶にも禁止されていたので、暫くは使わないです…十二鬼月の上弦が相手なら即使うけど…。
それから二人で少し遅めの朝ご飯を食べ、悲鳴嶼は普段の修行へ、Aは悲鳴嶼の近くにある森の中に作った術式がちゃんと機能し、不備がないかの確認に行った。
隠が機能しているという事は術式は機能しているとは思うが、一応の確認の為行ったが、少し術式が薄くなってしまっている所があったので場所を濡れたりしないような所に場所を移した。
そうしていたら昼になってしまい、悲鳴嶼邸に戻り玄関を開けると仁王立ちし、般若の様な顔で不死川が立っていたので、思わず玄関を閉めてしまった。
例え好きな人でかつ恋人だったとしても、仁王立ちで般若の顔をしていたら怖くて閉めるだろ。
また玄関がガラッと開いて、顎で中に入るように促す。不死川に言われるまま居間に行きそこに座ってる悲鳴嶼を確認し、いつもご飯を食べる場所へ座る。
その対面する様に不死川が座る。
「えぇっと…これは……」
「Aお前何時までここにいるんだァ?」
「ん?」
「恋仲になったのであれば此処に居るべきでは無いということだ」
悲鳴嶼が頭に?を浮かべるAに優しく教える。
豆電球が光る様に納得したAはいそいそと不死川邸への引越しの準備をした。
荷物は少ないので、荷造りが早く終わり、菓子の時間には不死川邸に移動し、Aの部屋となる場所を案内し、荷解きをする。
暫くお世話になったので、後日悲鳴嶼にはお礼の為に何かを持っていこう。と思っていたが、悲鳴嶼にはたまにまた遊びに来て一緒にご飯を食べに来てくれたらいいと言ってくれたので、二人で遊びに行こうと話した。
そして半年後、柱と耀哉の満場一致で異例の十人目の柱として、六条Aは柱になる事が決まったのだが、本人は最後まで仕事が増えると言う理由で嫌がっていた。
end…?
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冴輝(プロフ) - 小雪さん» 誤字の連絡ありがとうございます。宜しければどこの部分に誤字があったか教えて頂けますか? (2020年4月21日 18時) (レス) id: cfad016dbd (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - 陰(いん)でわなく隠(かくし)だと思います。後処理隊は (2020年4月21日 17時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴輝 | 作成日時:2019年10月4日 4時