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狡くない？！と心の中で叫んだ。
狡い、狡すぎる。悩む子供にすこぉしぐらい助言をするとか、相談に乗ってもらっても良くない？！
｢そう思わない？！蜜璃！！｣
宇髄の去った後に見舞いに来てくれた甘露寺と宇髄の愚痴を言う。
｢うーん、でも相談相手が悪かったとも言えるし…｣
確かに。大人で色々経験していると思う宇髄が素直に教えるとも限らない。あの性格なら尚更。しかし、
男性陣の中でまともに恋愛をしていそうな人間と言えば嫁のいる宇髄しか思い当たらないし、伊黒に関しては……ね？当てにならないし……。
｢蜜璃ならどう思う？｣
恋愛事なら女の子だと甘露寺は可愛いし、沢山色んな恋愛をして来たのだろうとAは宇髄に話した事を甘露寺にも話し、意見を貰うことにした。
｢えぇ…と…私なら、当たって砕けろかな？｣
｢当たって砕けろ？！｣
あっえぇ…っとそのままの意味じゃなくてね？とワタワタと説明を始める甘露寺の声をBGMにしつつ考えてみる。確かに、言わないままだとそのままかもしれないけど、言ってみるだけタダという言葉があるし、それで嫌われたとしても辛くはない…と言えればいいが最初のうちはやはり少し気持ち的にはしんどいのだろう。
これまでも色々あったし、時間が解決してくれると思い。甘露寺の言葉で決意が出来た。
｢蜜璃！ありがとう！！｣
とびきりの笑顔を甘露寺に向けて精一杯の感謝を述べる。
｢うぇ？！あ…今のでA君がいいのなら…｣
と頬を染めモジモジしながら答える。
二人はちょっと照れながら宇髄が持ってきたおはぎを食べ、甘露寺は仕事へと戻って行った。
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冴輝(プロフ) - 小雪さん» 誤字の連絡ありがとうございます。宜しければどこの部分に誤字があったか教えて頂けますか？ (2020年4月21日 18時) (
レス) id: cfad016dbd (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - 陰(いん)でわなく隠(かくし)だと思います。後処理隊は (2020年4月21日 17時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冴輝 | 作成日時：2019年10月4日 4時
