10 最後の修行 ページ11
あれから更に二週間が経過した。
流石に人間の生において一度しか経験しない死をこれでもかと経験して、精神が万全になる迄に結構な日数が経過してしまった。
しのぶに検診してもらったり、杏寿郎や行冥と鍛錬したり、蜜璃とお話したり。
自分は何も話せないのに、お館様を、耀哉を信じ、俺に接してくれる女性達には感謝しかなかった。
杏寿郎や行冥と違い彼女達は何も知らないのだから。
きっと彼等がいなければ、精神が回復するにはもっと遅れていただろう。
第三段階の修行を始める為に其ノ参と書かれた本を開き術を唱える。
影の呼吸を習得するに一番躓くのが第三段階の修行らしい。本の奴が言っていた。
成功させる。修行を終わらせてここに帰って来る。
目的も果たせていない。母を置いてはいけない。
そう思いながらAは目を閉じた。
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冴輝(プロフ) - 小雪さん» 誤字の連絡ありがとうございます。宜しければどこの部分に誤字があったか教えて頂けますか? (2020年4月21日 18時) (レス) id: cfad016dbd (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - 陰(いん)でわなく隠(かくし)だと思います。後処理隊は (2020年4月21日 17時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴輝 | 作成日時:2019年10月4日 4時