音羽先生の彼女 (ページ47)

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涼「何でそんな・・・」

高「MERを潰すため・・・厚労省は赤塚知事の政策に失敗の烙印を押したいの。彼は間違いなく白金大臣の息がかかった敵よ」

その時、涼香ちゃんの視線が別の場所へむく

涼「ねえ、千晶さん。あれって有名なA先生？」

高「えっ！？」

振り返ると、あの人に絡まれているのは間違いなくA。

それも驚きだけど、Aと一緒にいたのは・・・

高「音羽先生・・・」

2回目のお料理をとろうと立ち上がると、

喜「あれっ？A先生と音羽先生じゃないですか！！お2人も来てたんですね！！」

喜多見チーフとバッタリ

音「・・何故こちらに？」

喜「あー・・・涼香がたまにはどうだって・・お2人、仲がいいんですねー！！」

音「それを言うなら喜多見チーフもじゃないですか？」

『えっ？涼香さんと来たんじゃ・・・あれ？千晶さん？？喜多見チーフ、バツイチで・・・千晶さんもバツイチ・・・あっそういう事なんですね』

その時、千晶さんがもの凄い勢いでやってきた

高「A先生？一応確認なんだけど、どうして音羽先生と一緒に？」

チラッと尚を見ると「仕方がない」といった表情。

『そりゃあ・・・音羽先生と付き合ってるから？』

千晶さんのこんなに驚いた顔、初めて見たwww

『いや、でも千晶さんの元旦那様が喜多見チーフだってことのほうが驚きで・・・』

高「このこと、ぜっっったいに他言無用で！！音羽先生と付き合ってることも黙っておくから！！」

『うっうん・・・・』

そこまで言った時に千晶さんのスマホが鳴る

『緊急？』

高「うん。栞ちゃんが移植手術を受けられることになったの！今から本人と家族に意思確認してすぐ折り返さなきゃ」

『本当に！？よかったね！！！』

高「Aもありがとう。脳外科の知り合いに脳死判定を受けた患者がいないか聞いてくれてたんでしょう？」

『私は大したことしてないよ。さ、早く行って』

喜「俺、車出すよ。移動しながら電話したほうが早い」

高「お願い」

そ2人は涼香さんにごめんねといいながら出ていってしまった

涼「こういう時だけ仲がいいんだから・・・・あ・・お2人はMERの先生ですよね？兄がお世話になっております」

『いえ、こちらこそ！この間はお宅にお邪魔したかったんですけど・・・時間が合わずすみませんでした』

涼「いえいえ！！またいつでも遊びに来てください！」