音羽先生の彼女 (ページ41)

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新「各班、それぞれすぐ準備をしろ！」

「B班了解！Aさんは必ず助けます！」

「狙撃班了解！Aさんは必ず守ります！中野班長を頼みます！！」

喜「徳丸くん、車動かします」

徳「了解！」

喜「比奈先生、大量輸血プロトコールでA型プラスの濃赤 FFP 血小板それぞれ20単位ずつ用意して下さい」

比「了解」

その頃の店内では・・・・

「うっ・・・」

『動かないで下さい。恐らく腸を損傷していますから・・・』

先程の警察との撃ち合いで、お腹に弾が当たった立てこもり犯の品川という男の手当てをしていた

品「馬鹿なやつだよ。俺なんかの治療して・・・」

『目の前で血を流されていたら放っておけないんです。私たちのチーフは・・・どんな人も助ける人だから。それに彼は医者の私も好きだって言ってくれたから・・・』

品「へっ・・・じゃあ最後にお前のことぶっ殺して後悔させてやるよ」

そう言ってまた手足を拘束されてしまう・・・

まずい・・貧血で頭がクラクラしてきた・・・

すると何かの気配を察知したのか、突然拳銃を持つと窓の外に向かって発砲し始めた

尚・・・・喜多見チーフ・・・みんな・・・どうか無事で・・・・・

『いくら撃っても・・・彼らは命を諦めない。もう辞めて下さい・・・』

その時限界が来たのか、品川は拳銃を持ったまま力なく倒れこんだ

『！！』

==ERカー==

音羽side

無事に中野さんの手術が終わり、ほっとしていると、スピーカーからマイクを2回叩く音が聞こえてきた

その直後に銃声が１回。

マイクを2回って確か・・・・

喜多見チーフも気がついたようだ

音「Aっ・・・比奈先生、縫合は任せます。夏梅さんはそのサポートを」

比「えっ音羽先生、どこに・・・・」

新「各班突入！！」

喜「新井さん！！」

音「何があったんです！？」

新「まだ分からん・・・」

「マル被確保！！AAを無事に保護！・・・ただ、少し様子がおかしい」

その言葉を聞いて駆け出した

店に入ってすぐ会いたかった彼女の姿

音「A！！！大丈夫か！！？？」

『音羽先生・・・来てくれたんですね・・・大丈夫です・・・少し・・血を流しすぎました・・・足・・安心したら痛くなってきて・・・』

急いで患部を見ると傷は浅いが何の処置もしていない為、まだ血が流れていた