音羽先生の彼女 (ページ40)

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=対策本部=

新井「報道規制を徹底して下さい！
　救出作戦がバレたのは、テレビの
　中継の可能性があります！」

喜多見「新井さん！」

新井「日葵ちゃんは！？」

喜多見「大丈夫です」

新井「よし」

喜「新井さん！すぐ次の救助をしないと・・・」

新「分かっている。AA先生は最優先で
必ず助ける」

喜「いえ・・・中野さんです」

新「何っ？」

喜「A先生はあと30分程だと言いました。彼女は非常に優秀な医師です。そんな彼女があと30分と言った。もう15分程しかありません」

その時・・

「隊長！！中野班長と繋がりました！！」

新「何だと！？おい！中野！！大丈夫か！？」

中「犯人を・・・刺激することは辞め・・て下さい・・A先生は・・・俺のせいで・・また人質に・・・足だって怪我しているのに・・必ず助けて下さい・・・」

喜「中野さん、MERの喜多見です今、痛みは感じますか？」

中「いえ・・・」

喜「左手は動かせますか？痺れは」

中「動かせますが、痺れています」

喜「中野さん、大切な人の事を考えて下さい。

あなたの帰りを待っている人達の事考えて下さい。諦めないで。必ず助けますから」

新「どうするつもりだ・・・」

喜「時間がありません。ERカーで直接近づき、あの場で傷付いた動脈を縫合し、出血を止めるオペをします」

それを聞いた警察本部は大反対！

しかし、新井さんがパソコンの画面をバタン！と閉じた

新「もしもの場合は、突入して犯人を止める
　あんた達やA先生の事は必ず守る。だから・・・中野を頼む」

喜多見「協力して命を救いましょう」

警察本部では・・・

警「民間人の命を危険に晒す訳にはいかない！」

赤「なら、警察官は死んでもいいのですか？・・・年齢・性別・職業、どれも関係ありません。皆同じ命です！全ての命を救うのが、MERの使命です！！」

=現場=

「本部より通達。新井、聞こえるか？」

新「聞こえています。止めても行きます！辞める覚悟はできています！」

「MERとの合同作戦を許可。警察の威信にかけて、何としても人質救出、医療従事者たちを守り抜け」

新「承知！！犯人の弾は盾で防げる！！怯まず進め！！」

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