音羽先生の彼女 (ページ38)

今日:45 hit、昨日:148 hit、合計:362,128 hit

37 ページ38

喜「A先生・・・何だか様子がおかしいです」

日葵ちゃん・・・苦しいよね・・・拳銃・・・怖い・・・尚・・・今できることは・・・

『喜多見チーフ！！日葵ちゃんがアーモンドアレルギーのアナフィラキシーショックで呼吸困難になりかけています！アドレナリンを持ってきて下さい！！』

「また女に持ってこさせろー！！」

喜「徳丸くん、アドレナリン」

徳「持っていきます！」

ミン「私が行きます！！」

新「ダメだ！これ以上人質は増やせない！別のプランでいく」

音羽side

ERカーのモニターに映し出されるのは拳銃を突きつけられ、震えながら子どもを抱えるAの姿。

ｸｿｯ！！！

A・・・どうか無事で・・・あの男・・・・Aを怖がらせたことを法の基で後悔させてやる・・・

音「喜多見チーフ、そちらの状況はどうなっていますか？」

我慢出来ずに聞いてしまった

喜「渋谷さんのスマホを使って被疑者を奥の部屋に誘導するそうです。その隙に突入して2人を救出するそうです。A先生を信じましょう」

待ってるしかできないのかっ俺は！！

Aside

日葵ちゃんは相変わらずぐったりしている

『お願いします！私が残りますから！日葵ちゃんは助けて下さい！』

「うるせえっお前が残っても意味ないだろ！！」

その時、被疑者のスマホがなる

「香織・・・」

え？

「香織何してんだよ！日葵が死ぬぞ！」

新「警視庁の新井というものだ。香織さんから伝言を預かった。店の奥の通路の先に部屋があるだろう。香織さんと日葵ちゃんはそこで住み込みで働いてたんだ。その部屋の引き出しに薬が入っているそうだ」

「っおいっ、日葵連れてこっちへ来い！」

『無理に動かしたら危険なんです！逃げませんから！！』

そう言ったものの、日葵ちゃんと引き離されて店の椅子に手足を拘束されてしまった。

被疑者の男は警察の誘導のもと、店の奥に消えていった

『くっ・・・・』

何とか這いつくばって胸を壁に叩きつける

「ｺﾂｯ」

喜「！！新井さん！！」

新「音が１回！B班、突入！！！救出が最優先だ！人質を連れてすぐに撤退しろ！！」

中「B班了解！！」