最強呪術師は嫁に甘い ２

怒ってる・・・ ページ26

ひとまず高専に戻り、 補助監督の誰かに迎えに来てもらおうと思ったら、野薔薇から着信があった


野「あ、A先生ー？まだA先生って元気ですか？そして、硝子さんってシラフですか？」


『野薔薇ちゃん？どーして私と硝子先輩に用事があるのかなー。ピンポイントで反転術式で治療できる人だけど？』


野「(やべっ怒ってる！？)あっっいや、、その・・・」


『学長に報告しておくから！私の説教の後、たっぷりもう一度説教してもらいなさいっっっそれから、硝子先輩にこんな時間働かせたら、後で怒られるの私なんだから、3人まとめて今すぐ高専に戻って！！寮の入り口で待ってるから』


野「すいまっせーーんっっっ」


電話のむこうで「えっA先生怒ってるの！？」「あの人、怒るとヤバいぞ・・術式使ってくるかも」なんて声が聞こえてくる



そして、日付が変わった少し後３人が青い顔をしながら帰ってきた。


『おかえり。とりあえずケガ見せて』

そう言って一番重症な恵から順番に反転術式を施していく


『終わり。野薔薇の腕は跡は残らないから心配しなくてもいい。ごめん、説教するつもりだったけど、疲れたから明日でいいや。無事に帰ってきたし、話はまた聞かせてもらうから』

そう言って帰ろうとするも、京都帰りの疲れた体に３人一気の反転術式は思った以上に負荷がかかったらしく、思わずフラついてしまう


野「A先生ごめん・・それに大丈夫？」


恵「すみません・・ただでさえ反転術式は呪力消費が激しいのに、疲れた体で使わせてしまって・・」


悠「そうなの！？先生、家まで帰れる？」


『たぶんへーき・・』


悠「いや、全然説得力ないんだけど・・」


そこへ


硝「どうした？」


コンビニ袋を下げた硝子先輩が現れた


『先輩・・何でこんな時間に・・・』


硝「変な時間に寝たらこんな時間に起きちゃってさー。タバコ切れたし、買いに出て戻ったらこの状況。A、大丈夫？」


恵「実は・・・」


恵が簡潔に経緯を話す


硝「五条は？」


『来週まで帰ってこないみたいで・・』


硝「虎杖、Aを医務室まで運んで。A、そこでひとまず休め。疲労と呪力消費じゃ寝るのが一番だよ」


『すみません・・・』


硝「はい、Aのことは任せて君たちは寮へ戻る。虎杖、よろしく。あ、虎杖によるお姫様抱っこの写真、五条に送っていい?(笑)」




『・・先輩って火のない所にわざわざ火をつけるようなことする人でしたっけ？』

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