最強呪術師は嫁に甘い ２

結婚記念日　悟side ページ20

悟side


Aと結婚記念のディナーの為に速攻で仕事を終わらせてきた。

乾杯のあと、軽く雑談したあと思い切ってきいてみた

悟「どうして僕と結婚したの？」


あの頃からA以外はもう考えられなくて、でも縁談は来てるって話は耳に入ってきてたから誰にも渡したくなくて結婚までちょっと強引に持って行った。まぁ。ちょっとっていうよりかなりだけど・・・それなのに今もずっと隣を歩いてくれている。何でかなと思った。


そしたら返ってきた答えは大事にしてくれるからとのこと。確かに彼女の家の術式はすごい。きっと才能大好きな加茂家と禪院家は、Aの能力しか見ず、男尊女卑という悪しき習慣がAを苦しめていたんだろう。

でも僕はぶっちゃけ術式とかどうでもよくて、Aの笑った顔やすねた顔、誰かの為に努力できることや誰かの為に涙を流せるキレイな心が大好きだった。だから誰にも渡したくなかった。それがAにとっては特別だったらしい。



それにこの間、野薔薇が突っ込んだ子どものこと。

僕は跡取りとかそういうの関係なく、純粋にAとの子どもが欲しい。だって絶対かわいいじゃん・・思い切って今日聞いてみたら、僕の夢を叶えようとしてくれてるからこその選択だった。その時点で僕はもうAに抱き着きたくて・・あわよくば押し倒したくて・・


僕が理性と葛藤していると、さらにAのダメ押しのプレゼント攻撃。僕が欲しいなーと思っていた腕時計・・僕の奥さんは最高すぎる・・その事実を世界中に叫びだしたいくらい・・


僕もこの日の為に買っておいたジュエリーを渡すと喜ぶどころかハシャいでいた。その顔を見ると、僕はやっぱりまだAに恋してるんだなーって思う。僕のあげたジュエリーを付けるAはとてもきれいで、我慢できずにAにキスをした。

個室にしておいてよかったなー・・・


お店をでると、久しぶりに飲んだせいか少しほろ酔いぎみのA。

家についてシャワーだけ浴びてベットに入ると、酔っているせいもあり、Aのほうからぎゅっと抱き着いてきた。そしてトドメの一言「悟・・だいすき」

はい、理性飛びました


Aの笑った顔、僕の腕の中で眠る顔、僕に触れられて恥じる顔、これからも絶対手放さないと決意し、Aとの甘い夜は過ぎていく

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