生徒の言いなり (ページ3)

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西畑大吾視点
次の日、学校に向かった。教師は生徒が8時に来るのに対し、2時間前、つまり6時に学校に行かないといけない。
学校に着き、教室に行くと、なんと俊佑と、由奈がいた。「お前ら、どうしたんだ?」
「あっ、先生！いや、昨日は言い過ぎちゃったなって思って。」「うんうん、だから、お詫び？として、もう一つ俺らの秘密を教えてあげようと思ってさ。」「秘密？」
「そ、俺らさ、ーーーー余命2年なんだよね。」
・・・余命、、、2年?つまりは3年生まで生きられない?
なんで、、、、
「なんでって顔してるねww理由はさ、2人でデートにある日、行ってたんだ。そしたら帰りに2人とも車に轢かれちゃって。全身打撲でさ。傷口にひどい菌がはいちゃったらしくて、心臓にも影響するかららしいよ。」
そう言う由奈は、少しも悲しくなさそうだ。
「悲しくないのか？」そう聞くと、
「私たち、親がいないんだ。だから思い出とか全然なくて。だから、俊佑と一緒に死ねるのはむしろ嬉しいんだ。」「俺もだよ。」「ふふっ、ありがとう」
「まぁ、そういう事!で、もうすぐみんな来るじゃん？」
気づけばもう、8時になるところだった。
「そこで、最初で最後の願い。」

『俺／私達を殺して?』