第42話 ページ44
語り部side
H歴5年、12月下旬某日
元The Dirty Dawgのメンバーの元に、ある人物からメールが届けられる
「5人で一緒にもう一回ラップバトルしよう」
そのメールの差出人は園原拓斗
かつてTDDのメンバーの1人である人間だった
だがこのメールを受け取った他の4人は不信感を覚える
そして不信感の末、メールで言われた通りの場所、中王区の前で喧嘩する
−−−−
まず、不信感の原因についてはさらにH歴3年まで遡る
H歴3年、The Dirty Dawgは不仲が原因で解散した
不仲の原因は山田一郎と碧棺左馬刻の決裂、そして飴村乱数と神宮寺寂雷の決裂
園原拓斗はチーム解散の際、その現実だけ受け止めて特に誰とも仲違いはしていない
だが園原拓斗はチーム結成時から謎の多い男性であった
これから話す事実は拓斗しか知らない事実で、まだこの事実を知らない人間もいる
まずなぜヒプノシスマイクを握る事になったのか
彼は組の親に指示されて、その武器を手にした
それが中王区の差し金であると知り、親にも政府にもそう簡単に逆らえない拓斗は仕方なくそのマイクを手に取る事になる
だが彼はそもそも類稀なヒプノシスマイクの不適合者だった
彼は1度目の使用でその事実に気が付き、病院で検査した所その事実を確信に変えた
そしてこのままいけば未来どうなるのか目に見えていたから、彼はその当時組の関係で交際していた女性に「もう先は長くないよ」と伝える
そしてその女性のうちの1人が、「あなたの生きた証にあなたとの子を産みたい」と言って産まれてきたのがその息子、園原Aなのである−−−−
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年6月18日 9時