第24話 ページ26
少しすると、一郎お兄ちゃんの所にまた知らない人が来た
髪の毛変わった色のちっちゃいお兄さんと、髪が長くてとても大きいお兄さん
パパってどれくらいの大きさだったのかなぁ
パパくらいしか男の人に会った事ないから、あまり分からないよ
一「えーと…この2人もAのお父さんのお友達だぞ!
まずこいつが乱数、シブヤでファッションデザイナーしてる」
乱「…」
乱数っていうお兄さんは、僕を見てさっきの一郎お兄ちゃんみたいに苦しそうな顔をしている
何だか、泣いちゃいそうな顔だ
『…らむだおにいちゃんもかなしいこといっぱいあったんだね
かなしいときはないて、すぐわらってぜんぶわすれるのがいいってパパいってた』
僕がそう言うと、乱数お兄ちゃんは何だかびっくりしたみたいな顔して、また泣きそうな顔になった
パパって僕が泣きそうな時よく頭ぽんぽんしてくれてたなぁ
一郎お兄ちゃんの時みたいに、頭ぽんぽんしたら元気出たりするのかなぁ
『…らむだおにいちゃん、ちょっとぼくにあたまかして』
乱「…ッ…頭…?…こう?」
乱数お兄ちゃんは僕に頭近付けてくれて、僕はそれ見て頭に手を乗せてぽんぽんした
パパがやってくれたみたいに、よしよしってして
『…らむだおにいちゃん、いいこいいこ
ないてね、ぜんぶわすれてわらっちゃって、げんきになるのがいちばんいいよ
パパよくそういってたし』
乱「…!!うわぁぁぁっ!!」
僕がいいこいいこすると、乱数お兄ちゃんはわって泣き始めちゃった
僕の事ぎゅってして
乱「ごめん、ごめんね…っ…
…拓斗…っ…うわぁぁんっ!!」
僕泣かせちゃったのかなって少しさみしくなっちゃったけど、乱数お兄ちゃんが泣き止むまでよしよしってする事にした
パパが昔、僕にやってくれてたみたいに
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年6月18日 9時