I am－－－－ (ページ10)

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第9話ページ10

そうしている間に時は過ぎ、そろそろpersosへ向かう時間が近づいてきたため、俺らは会計を済ませて外へ出た

一「じゃあなっルーク！」

乱「ルークまったね～☆」

『…おう』

そう言って俺は2人と別れ、店へ向かうために池袋駅へ向かって歩き始めた

－－－－

そしてルークと別れた後－－－－

乱「…あの2人、大丈夫かな～…」

一「…何つーか…お互い苦労しそうだな」

2人はルークについて頭を悩ませ、会話を交わしていた

乱「ね～…

…まぁルークの気持ちは分かるしルークがそう思っちゃうのも仕方ないと思うけどさ～…」

一「…こう言うとルークを傷つけるかもしれねぇけど…

…衣緒もそういう奴だったしな」

2人はそう言い、黙った

衣緒、すなわちルークの元となった人物－－－－

ルークは彼女を元に作られた人造人間であり、彼はその元となった人物と同じ思考回路になるよう設計されている

しかしながら彼は約半年前、「自分は自分として生きる」という意志を表し、今日こうしてここにいる

だがその後も彼は元となった人物－－衣緒の影響を少なからず受けて生きていた

乱「衣緒ちゃんも上手に愛を受け取ったりできない子だったからね～…

…ルークもやっぱそうなのかな…」

一「…仕方ねぇけどそうなんだろうな…

…だからこそあの2人は出逢うべきではなかったと思うんだけどな…」

乱「僕もそう思うけど…

…まぁ、ルークが嫌な思いしないように僕らもあの2人の事見守ってあげよう？」

一「…そうだな…

…ルークは知らねぇだろうからな

－－－－左馬刻が存外面倒くせぇ奴だって事」

乱「知らないだろうね～…

－－－－ああ見えて左馬刻、一度捕まえた獲物は何があっても離そうとしないって事なんて、ね」

そう言い合って2人は黙り込み、やがて「帰ろっか」という飴村乱数の一言で2人はお互いの帰路につく事にした