第42話 ページ43
やがて碧棺左馬刻も風呂から上がったらしく、髪を濡らしたままリビングに戻ってきた
『髪くらい乾かせよ…』
左「別に良いだろ」
『風邪引くぞ』
左「うるせぇ」
碧棺左馬刻はそう言うと俺の隣に座ってきた
そして俺の肩を掴み、俺の顔に顔を近づけてきた
『−−−−』
そして唇に柔らかいものが触れ、俺は碧棺左馬刻に口づけをされたと察した
左「…寝るぞ」
やがて碧棺左馬刻は俺の口から離れ、そう言って俺の腕を掴んで立ち上がった
腕を引かれるまま歩くと、リビングの隣にある寝室らしき場所に導かれた
見ると寝室には大きな窓がついており、そこから月明かりが差し込み部屋は明るかった
そしてその寝室もまたやけに綺麗に片付いており、ベッドは一つしかないように見える
そう思いながら俺が部屋の様子を見つめていると−−−−
『…!?』
碧棺左馬刻は俺を後ろから抱き込み、そのままベッドに倒れこんだ
左「…お休み、ルーク」
そして碧棺左馬刻はそう言って目を瞑り、眠り始めた
『…っおい、離せ…』
碧棺左馬刻が俺を抱きしめたまま眠り始めたせいで、俺はそこから身動きが取れない
だが寝ているにもかかわらず碧棺左馬刻が俺に回す腕の拘束力は強く、どかせそうになかった
『…寝てる癖にどんだけ力強いんだよ、お前…』
そうぼやきつつ、どうせこのままこいつが起きるまで身動きが取れないのだろうと思い、諦めて俺も寝る事にした
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年3月17日 21時