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第40話 ページ41

『つーか帰せよ、俺明日も仕事なんだけど…』


俺は時計の時刻を見つつ、碧棺左馬刻にそう言った


現在時刻は夜の11時を回っており、明日もまた昼から仕事があるから早く帰って寝たいのだ


それに碧棺左馬刻の自宅という事はこの場所はヨコハマのどこかなのであろうから、仕事に行く事を考えるとせめて文京区に近い新宿区の自宅に帰っていたいのだ


だが碧棺左馬刻はそれを聞かず、代わりにこう言ってきた


左「なら明日の朝persosに送ってやる

今日はここ泊まっていけ」


『…は?』


左「仕事間に合えば良いんだろ?

だったら送ってやるから今日はここで寝てけっつってんだよ」


『…いや、帰りたいんだけど…』


左「んなもん知らねぇ

安心しろ、別に何もしねぇよ」


それを聞き内心ホッとするものの、何故そこまで俺を家に帰したがらないのかよく分からず困惑していた


左「着替えなら貸してやるし風呂もベッドも貸してやる

明日も昼から仕事なんだろ?だったらさっさと風呂済ませて寝ろや」


そう言いながら碧棺左馬刻は俺に「立て」と言い、リビングを出て風呂に俺を導いた


左「タオルここにあるやつ使え

着替えは後で持ってきてやるからお前はとりあえず風呂入ってこい」


そう言って碧棺左馬刻はどこかへ行ってしまった


『…』


碧棺左馬刻の言動に疑問を抱くものの、どうせこの調子だと今日は家に帰してもらえないのだろう


俺はふぅ、と溜息を一つつき、諦めて案内された風呂に入る事にした

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作者名:ユウ | 作成日時:2020年3月17日 21時

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