第32話 ページ33
左馬刻side
俺は今日の夕方5時半頃、文京区のbar.persosへ向かっていた
理由はコナーさんと情報交換するためと、あいつ−−ルークに会うためだ
ルークには行くという旨は伝えていなかったが、まぁあいつの事驚かせてやれるだろうと思い何も伝えずに向かう事にしたのだ
そしてbar.persosに着くと、そこにはコナーさんと他のバイトしかおらず、ルークはいなかった
コ「いらっしゃい…ああ、左馬刻君か
待ってたよ」
左「…あいついねぇのか…?」
コ「彼は今日前半だけだったからね、さっき帰ったよ」
左「…ああ、そう…」
ルークは今日早上がりだったのか
ルークの口からそうとは伝えられていなかったためそう思いつつも俺はコナーさんに地下に通され、情報交換を済ませた
コ「じゃ、これ」
そう言ってコナーさんは情報分の金を渡してきたため、俺はそれを受け取り、店を後にする事にした
その頃にはすでに夜の6時を回っており、早上がりしたならあいつは既に家にいるのだろうと思い、車を走らせあいつの自宅である新宿区のマンションへ向かった
そして部屋の前に着き、ドアベルを鳴らしたが−−−−
左「…?いねぇのか…?」
何度ドアベルを鳴らしても返事はなく、ルークが不在である事が分かる
何処か出かけているのかと思ったが、もしかしてまたあいつが何かに巻き込まれているのではないかと不安になり
あいつ−−衣緒の時みたいに、何かに巻き込まれているのに俺が気付かず、あいつの時みたいに手遅れになるのは嫌だと思い、俺はすぐにルークに電話をかける事にした
そして電話をかけると数コール聞こえた後に電話が繋がり−−−−
左「おいルーク…お前今何処に居やがる?」
電話が繋がるなり相手の声も聞かずにそう問うた
すると−−−−
簓「…は?左馬刻…?」
電話に応じた声はルークのものではなく、別の聞き覚えのある人物の声−−白膠木簓のものであった
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年3月17日 21時