I am－－－－ (ページ25)

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第24話ページ25

『…ディビジョンバトル…？』

ヒプノシスマイクの事についてはこの1年間で色々巻き込まれてきたためよく知っていたつもりだ

ある時は違法マイクというもので体を傷つけられたり意識を落とされたり、ある時は怪我を治してもらったり、ある時はそのお陰で命を助けられた事もあったからだ

だが、ディビジョンバトルというのは初めて聞いた

聞き慣れない言葉だが、バトルという事はヒプノシスマイクを使い、何かを賭けて戦うのだろう

もしかして本来、ヒプノシスマイクはそういう目的で使うのか？

簓「え…ルーク、ヒプノシスマイクの事は知っとんのにディビジョンバトルの事は知らへんの？」

『…聞いた事がないな』

盧「…記憶がないとはいえそれ知らんでこれまでよう生きとったな…

そもそもヒプノシスマイク言うのはなぁ－－－－」

そう言うと躑躅森盧生はヒプノシスマイクの本来の目的について教えてくれた

難しいことは分からないが、中王区ならびに女性が覇権を握って以降、俺も含め男性達は自分達の住処にあたる領域を競い合うため、暴力の代わりにヒプノシスマイクを使った言葉による戦いを繰り広げ、自らの生活領域を奪い合って生きているらしい

俺はそんな物に巻き込まれた事はなく、またコナーさん曰くpersosのある文京区は中王区が特別な監視を置いている場所であるらしかったため、俺は今日までそんなこととは知らなかったのだ

『なるほどな…教えてくれて助かった』

盧「にしてもルーク、お前ほんま気い付けぇよ？

記憶無いとはいえそない事も知らんで今後生きてくの苦労するで？」

零「そうだな、コナー君は君を安全な場所へ匿ってくれたみたいだが…この日本にいる限りどこもかしこも安全、って訳じゃあねぇ

自分の身は自分で守れるように気を付けろよ？」

3人はそう言い俺を心配そうな顔で見つめてきたため

『…自分の身くらい自分で守れる

だから気にするな』

俺は3人にそう答える事にした