第20話 ページ21
天谷奴零が席に着くと3人はメニューを見ながら各々頼みたい物を言い合い始め、俺にもメニューを見せて「飲み物決めな」と言ってきた
俺がメニューの中から適当にハイボールを指差すと、やがて3人は店員を呼び、飲み物と食べ物を注文し始めた
簓「にしても零、この子とどういう知り合いなんよ?
この子の態度とさっき聞いた感じやとそない仲良い訳とちゃうんやろ?」
零「ああ、そうだよ
俺とルーク君が出会ったのはつい昨日の話だからねぇ…
…けど彼を一目見て興味を持ったから俺の知り合いに話ちょっとだけ聞いて、それでますます興味を持ったからこうして直接話してみたいと思ったんだ」
盧「…災難やったなぁ、ルーク」
『…え、コナーさんに聞いたんですか?俺の事』
零「ちょっとだけ、だよ?
だから君がどういう人間で、どういう人と関わっているのかは知らないし、君がどういう道筋で今日ここにいるのかも知らない
せいぜい記憶がないって事と、何でコナー君の所にいるのかくらいしか教えてもらってないよ」
『…そう…ですか…』
盧「コナー君って誰や?」
零「こっちの俺の昔ながらの知り合いだ
んで、ルーク君の職場の店長さん」
簓「へぇ、せやったんかぁ
…にしてもルーク、なかなかめんこい顔してるやん、おまけにちっちゃくて女の子みたいやなぁ」
『…悪かったですね』
零「…あれ、気にしてるの?もしかして」
『…それなりに』
簓「…あ、そうだったん?すまんかったなぁ…」
そう話しているうちに店員が飲み物と食べ物を運んできたため、俺らは一旦話をやめ、店員に「ありがとうございます」と言いながらそれらを受け取ることにした
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年3月17日 21時