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第18話 ページ19

簓「待っとったで、零」


盧「…もう1人って言うのはその子の事なん、零?」


零「待たせて悪かったな、盧生、簓

そう、この子の事」


簓「ほーん…こんな知り合いおったん?

えらいめんこいやん」


目の前の2人の男性と天谷奴零は何か分かっているような物言いで会話を交わし始め、俺はそれについていけず1人困惑していた


簓「あ、君、座って座って!

立っててもなんやろ?」


目の前の男性の1人−−緑色の髪の糸目の男性が俺にそう話しかけてきた


俺は恐る恐る天谷奴零の方を見ると、「良いよ、座って」と言われたため、その男性のお向かいに当たる席に座ることにした


盧「ていうかこの子、えろう怯えてるみたいやけど…

…零、この子に何したん?」


零「何って…ちょーっとコレで脅してついてきてもらっただけだよ」


そう言いながら天谷奴零は先程俺に突きつけてきた銃を取り出し、俺の頭にそれを突きつけた


そして−−−−


『−−−−!!』


天谷奴零は引き金を引き始め、俺はそれに息を呑んだ


…俺、この人に殺されるのか?


この人達、もしかしてヤバイ奴らなのか?


それで俺の事誘拐して、こんな所で俺の事殺そうとしてるのか?


そんな事を思いながら俺は来るであろう衝撃に目を瞑り、半ば諦めの気持ちと共にこれから起こることに備えていた


そして−−−−


パァン…!


銃声が、聞こえた


『…?』


が、痛みも衝撃も全くなく、何が起きたのかと恐る恐る目を見開いた


すると−−−−


簓「っはははっ!!こんなオモチャに騙されとったんの?

めっちゃかわええやんこの子!あ〜おもろ〜」


『…は?』


緑色の髪の男性の笑い声とともに、銃口から糸にくくりつけられた旗が沢山出てきているのが見えた

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作者名:ユウ | 作成日時:2020年3月17日 21時

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