第17話 ページ18
零「よぉ、ルーク君
君、人の名前覚えるの早いんだねぇ…ご名答だよ」
そう言いながら天谷奴零は俺に銃を突きつけ、悪い笑みを浮かべて俺を見つめていた
『…何を…』
零「shh…」
俺は天谷奴零の一連の行動が分からずそう問うたが、天谷奴零は黙れと言わんばかりにそう言いつつ口に指を当て、やがて俺に銃を突きつけたまま車のエンジンを入れ始め、何処かへと車を走らせ始めた
何処かへ誘拐でもされるのか、と思って狼狽していたが、余計な事をすれば撃たれるかもしれないという考えから助手席でただじっとしている他なく、ただ今後何が起こるのか不安を募らせていた
そして車はやがて暗い路地裏に入り、ある場所で止まった
そして天谷奴零は車を降りると俺の乗っている助手席の扉を開け、銃を突きつけながら「降りろ」と言ってきた
俺が車から降りると天谷奴零は銃を持っていない方の手で俺の目を覆い、何処かへ向けて俺を歩かせ始めた
一体、何が−−−−?
なぜ、こんな−−−−?
そんな不安や疑問を抱きつつ連れられるまま行くと、やがて天谷奴零は立ち止まり、「着いたぞ」と言い、目を覆っていた手を離した
俺はどこへ連れて来られたのかと恐る恐る視界の先を見た
視界の先にあったのは−−−−
『…?』
そこは見知らぬ飲食店の個室のようであり、視界の先に見知らぬ男性が2人座っているのが見えた
55人がお気に入り
「ヒプノシスマイク」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユウ | 作成日時:2020年3月17日 21時